ザウルスの法則

真実は、受け容れられる者にはすがすがしい。
しかし、受け容れられない者には不快である。
ザウルスの法則

ウィキリークス(10) 「アサンジュ、すでに逮捕?」 YouTube

2016-11-12 02:04:25 | メディア時評

ウィキリークス(10) 「アサンジュ、すでに逮捕? 」YouTube

アサンジュ関連の、非常に短いが極めて重要な動画を掘り出した。逮捕の前後の状況と経過をわたしが補って、さらに掘り下げたかたちで新たな動画を作ったので、ここにご紹介する。

現段階では、英語版だけであるが、英語の字幕が付いている。多少は役にたつはずだ。

 

以下のYouTubeの画像をクリックすると、動画に飛ぶ。

 

 

 

 

 

元動画のFOX News の 「アサンジュ、すぐに逮捕?」 のニュースは アメリカ時間 Oct. 18, 2016 の早朝 6:00 に放映されたものである。

 

   

わずか14秒である。 早口のナレーションだけで、ニュースキャスターやパネリストのコメントもないままあっという間に終わってしまう。

そして、このニュースはすぐに削除され、ニ度と放映されなかった。もちろん、続報もない。この報道が “誤報” であるという訂正も謝罪も特になされていない。

ただ、さっと出されて、さっと消えてしまったニュースである。アメリカの朝6:00のニュースの冒頭で朝露のようにはかなく消えてしまった動画ニュースである。

しかし、いくらすぐに削除されて、ニ度と放映されなかったとしても、 “誤報” として訂正されていないいじょう、事実として報道されたものとして受け取っていいだろう。 

FOX NEWS は、グローバルなMSM(メインストリームメディア)であると言える。CNNニュース や abcニュース や BBCニュース と並ぶ国際的に知られたニュースネットワークである。

このニュースは FOX NEWS 以外では報じられていないようである。報じられている内容が本当に事実であるならば、スクープとも言えるニュースである。いくら短くてもスクープはスクープである。

すぐに削除されて、ニ度と放映されなかったとしても、スクープはスクープである。

 

この逮捕は、ウィキリークスの創設者であり、編集長でもあるジュリアン・アサンジュが2012年6月にロンドンの駐英エクアドル大使館から一歩も出られない状態になってから4年目であった。

 

 そのあいだ、スェーデン政府、アメリカ政府、イギリス政府は何とかしてアサンジュを逮捕しようと画策してきたが、エクアドル大使館の治外法権に守られてアサンジュは不自由ながらも何とか無事にきていた。

それが、4年4か月目にして、いきなり 「逮捕」 というのはたいへんなニュースではなかろうか?もちろんアメリカ大統領選挙と無関係であるわけがない。

 

 

このニュースがすぐ消えたのは、むしろ真実であったからという可能性がある。アメリカの主要メディアではときどきこういうことが起きるのだ。

主要メディアだからといって頭から馬鹿にして相手にしない陰謀論者も多いが、そういった先入観で見ていると、せっかくの重要な情報を見過ごすことが起こる。

 

「ヒラリー・クリントン死亡!」 

今年の9月11日に、「ヒラリー・クリントン死亡!」 という報道が出ている。アメリカ最大手のテレビ局のABCネットワークのスクープである。

ABCネットワークは、世界最大のテレビ局なのである。

 YouTubeを別に開く

これはたいへんなスクープである。どこのテレビ局、どこの新聞社よりも先駆けて報じた10年に1度のスクープである。しかし、このニュース映像は、テレビ局側の “ミス” による フライング“ ということになって当のテレビ局によってお詫びとともに 撤回されてしまった。

 「なあんだ、ドジな話だなあ、まったく!」 と受け止める人間と、 「ふむふむ、何かウラがありそうだな」 と考える人間とに、ここではっきり分かれるのだ。もちろん前者が圧倒的多数で、千人中999人以上がそうである。実際 “世論” と “常識” はこうした無脳層によって作られていくのだ。

しかし、よく考えて頂きたい。世界最大のテレビ局がそんな裏付けの全然ない報道をするとあなたは本気で思うか?冷静に考えれば、著名で有力な大統領候補の急死という重要なニュースを、何の証拠もなくドジって報道するなどということはふつうあり得ないだろう。

こういう場合は、「誤報でした、すみません」 というかたちでしか伝えられない真実ががあったのではないか と、考えることもできるだろう。

すべて計算ずくなのである。ニュースキャスターが、 Clinton's health  を  Clinton's death  と読み間違えたというまことしやかな言い訳も、事後に無脳層を納得させるために流すようにちゃんと計算されて準備されたものであろう。

アメリカ大統領の有力候補の急死という極めて政治的な事件である。何らかのかたちでの 権力の介入 があったとしても決して不自然なことではない。ABCネットワークという超メジャーなメディアにだって真実を伝えることに命を賭けている人間がいないとは言い切れない。また、歴史的なスクープの痕跡を残すことがニュースメディアとしての使命の堅持として長い目で見れば企業の利益につながるという上層部の判断があったのかもしれない。

いずれにせよ、表向きには、“間抜けな誤報”、 “フライング” ということにされている。

 

 この FOX NEWS は、 “本物” か?

さて、今回のFOX NEWS では、「誤報の訂正」 すらないのである。14秒の単発スクープである。

疑うひとも当然いるだろう。大いにけっこうである。しかし、立証責任は疑う側にある。このFOX ニュースが “ガセネタ” だと主張するのならば、今年の10月18日以降でも、アサンジュが無事に駐英エクアドル大使館の中にいるということを証明する必要がある。

これができた人間は、今のところ一人もいないのだ。

 

 

今回のアメリカ大統領選挙では、トランプ候補が勝利して次期大統領に確定した。しかし、今回、アメリカの有権者の意思を大きく左右したのは、ウィキリークスが大量にリークしたクリントン陣営側のメールである。

これによって、アメリカ国民は、クリントン側がどれだけ腐敗していて、不正選挙をしてきているかを思い知ったのだ。この大統領選挙へのカウントダウンに合わせてのウィキリークスによる組織的な情報公開が、クリントン陣営側にとっては、痛恨のトドメとなったのである。

 

 

ということは、今回のアメリカ大統領選挙の真の立役者は、アサンジュだということになる。腐敗にまみれたアメリカを救ったのは、トランプ氏というよりは、ウィキリークスのアサンジュなのである。このことをいちばんわかっているのは、トランプ氏自身である。

逆に言うと、腐敗した権力構造に巣食っている人間にとっては、アサンジュこそ “真の敵” であったはずだ。この “余計なことをする奴” をとっ捕まえることが至上の課題であったはずだ。 

そして、この “邪魔者” を排除するために、クリントン陣営が、オバマ政権が何もしていなかったわけがないのである。

 クリックでYouTube

 

ウィキリークス(1) アサンジュ、暗殺か? 

ウィキリークス(2) アサンジュのデッドマン・アーカイブ

ウィキリークス(3) アサンジュ、生存証明は? 

ウィキリークス(4) アサンジュ、米国に移送?

ウィキリークス(5) アサンジュ生存証明の動画?

ウィキリークス(6) アサンジュの猫はどうしてる? 

ウィキリークス(7) アサンジュ安否隠蔽工作?

ウィキリークス(8) アサンジュがついにインタビュー!? 

ウィキリークス(9) 「11/5 アサンジュ・インタビュー」 は偽装?

ウィキリークス(10) 「アサンジュ、すでに逮捕?」 YouTube

ウィキリークス(11) CIAに乗っ取られる:スタッフの証言 YouTube

ウィキリークス(12) 偽装の証拠?「11/5 アサンジュ・インタビュー」

ウィキリークス(13) 「アサンジュ最新インタビューはCGI合成」 を証明!反論不可能!

 

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