ザウルスの法則

真実は、受け容れられる者にはすがすがしい。
しかし、受け容れられない者には不快である。
ザウルスの法則

定義集 動詞  さ ~ の

2012-12-26 14:30:00 | 定義

 定義集 動詞  さ ~ の

 

ていぎする 定義する = ある言葉の意味を、同義語や類義語を用いずに、過不足なく明らかにすること 

   

さえる 冴える = 表現力、腕前が秀逸で称賛に値すること (彼は今日は朝から、中盤のクラリネットが)

さかえる 栄える = 活動および勢力を増すこと (大阪の商人階級が、恐竜が)

さがす 探す = 発見するために活動すること (メガネを、迷子を)

さからう 逆らう = 1)既成の流れと反対方向に進むこと (流行に、時勢に)   2)権威や権力に従わないこと (上司に、先生に)

さがる 下がる = 本来の位置からより低い位置に移動すること (ズボンが、成績が)

さく 裂く = 柔軟性のある対象を深く傷つけて開くこと、分割に至る場合も言う (布を、ふくらはぎを、離縁状を)

さぐる 探る = 1)不案内な状況である対象に到達しようとすること (室内を、出口を)   2)知られないように何らかの情報を獲得しようとすること (同業他社の動向を)

さけぶ 叫ぶ =  通常の会話を大きく上回る音量で発声すること (深夜に酔っ払いが、観客が一斉に) <概して短く、しかも緊急性が高いもしくは興奮状態にある>

さげる 下げる = 本来の位置からより低い位置に移動させること (ズボンをわざと、ガソリンの価格を)

さける 避ける = 歓迎しない対象との距離を大きく取ろうとすること (元カレを、津波を、悪天候を)

ささる 刺さる = 物体がその尖った先端から他の物体の中に侵入すること (とげが、ガラスの破片が、矢が的に)

さす 刺す = 物体をその尖った先端から他の物体の中に侵入させること (ナイフを腹に、画びょうを踏んで、蚊が)

さする 擦る = 身体の一部を対象の表面に軽く触れた状態で労わるように繰り返し動かすこと (すりむいた膝を、子どものお腹を)

さとる 悟る = 1)超越的にもしくはごくわずかな情報から真実をつかむこと (彼女の表情に、そのときもう手遅れだと)  

さとる 悟る = 2)「悟っている」のかたちで 真理をつかんでいること、もしくは些事、俗事を超越していること (会長はさすがに)

さばく 裁く = 何らかの行為もしくはその行為者を何らかの規範に照らして判定すること (放火事件を、心の中で薄情な彼を)

さばく 捌く = 上手に処理もしくは処分すること (フグを、注文を、在庫を) 

さらう 浚う = 1)水底から土砂などの沈殿物を掘り上げて除くこと (用水路を、井戸を)   2)歓迎すべきものをすべてを独占すること (人気を、栄誉を)

さらう 攫う = 油断に乗じて対象を運び去ること (子供を、波に足を)

さる 去る = その場を離れること (故国を、大型台風が)

さわぐ 騒ぐ = 迷惑な音声や物音を立てること (ファンが入口で、近所の猫が)

ざわつく ざわつく= 迷惑な音声や物音が続くこと (表通りが、教室がいつもより)

さわる 障る = 歓迎されない影響を与えること  (体に、予定に、気に) 

さわる 触る = 身体の一部もしくはその延長物を対象に近づけ両者間の距離をなくすこと (タッチパネルに、フォークの先で)

しおれる 萎れる = 表面積に比して体積のほうが小さくなって折れること (花が、草が) <脱水、経年による場合が多い> 

しごく 扱く = 主に手もしくは指を用いて一元的形状の物体を強く包み軸に沿って移動すること (物干ざおを雑巾で、紫蘇の実を指で)

しずむ 沈む = 1)表面下に自重でかくれること (船が海に、砂地獄に)   2)ある場所だけ表面が下がること (芝生のここが)

しっている 知っている = ある情報を脳内に保有していること (そこへの道順を、彼女の名前を)

しぬ 死ぬ = 生命活動を停止すること (天寿を全うして、象が仲間に囲まれて)

しぼむ 萎む = 表面積に比して体積のほうが小さくなること (リンゴが、祖母の顔が) <脱水もしくは経年による場合が多い> 

しぼる 絞る = 圧力を加えて流動体を出すこと (雑巾をきつく、チューブを)

しみる 染みる = 吸収性のある対象に液体もしくは臭いなどの化学的性質が移行すること (コーヒーがハンカチに、タバコの臭いがジャケットに)

しみる 沁みる = 何らかの物質が皮膚、粘膜もしくは歯に接触して刺激を感じること 通例不快なことが多い (この目薬は、水が奥歯に)

しめる 締める = 1)緩みをなくすこと (ベルトを)   2)開口部での出入りを不可能にすること (蛇口の栓を)   3)加算を打ち切って総合計を算出すること (ここらで)

しめる 占める = ある範囲を支配権内として他を排除すること (味を、このフロアを当店が)、 <慣用表現: しめしめ、 しめたぞ>

しめる 閉める =  開口部での出入りを不可能にすること   (玄関のドアを、6時に店を)                    

しらをきる しらを切る = あることについての情報を有していながら、それを全面的に否定すること (警察の取り調べで) <「知らぬ」を切る(見栄を切る、たんかを切る)から>

しる 知る = 情報を脳内に摂取すること (彼もいつか真実を、彼らの実力をやっと)

しるす 記す = 文字で記録すること (自分の手帳に、ブログの記事に)

しんじる 信じる = 真実ではない可能性をすべて排除すること (姉の言葉を、UFOを)

しんぱいする 心配する = 危険もしくは不利益が降りかかる可能性を考慮すること (明日の天気を、地震のことを)

すう 吸う = 気体、液体もしくは粉体を開口部から陰圧によって引き込むこと (鼻から息を、赤ん坊がお乳を)

すえる 饐える = 飲食物が悪い保存状態のために酸っぱくなること (漬物が、牛乳が)

すえる 据える = 考慮の末、目的をもってある場所に置くこと (展示品を2日がかりで、プリンターをサイドテーブルに)

すぎる 過ぎる = その場の外から入ってきて止まらずにそのまま出て行くこと (赤い車が信号を、あれから4年が)

すさぶ 荒ぶ = 気持ちや生活において文化的もしくは人間的価値が減少すること (単身赴任で生活が、仕事ばかりで心が)

すすむ 進む = 前方への移動を中断しないこと (隊列が橋を越えて)

すする 啜る = 流動体を陰圧によって口腔内に摂り込むこと (朝はお粥を)

すたれる 廃れる = ある社会的慣習が行われなくなること (義理人情が、個人商店が) 

すてる 捨てる = ある対象を不要として自らの所有圏から排除すること (可燃ごみを、恋人を)

すねる 拗ねる = 解消困難な不満を抱き、他者の言動に対して幼稚な攻撃性と非協力性を示すこと (赤ん坊が、新入女子社員がすぐ)

すべる 滑る = 表面上の摩擦が少ないためにその上の物体の位置が不安定であること (氷の上はよく、油がついているので)

すわる 座る = 上体を垂直に保ったまま脚を折り曲げた状態になること (森のゴリラも) <人間では椅子などを用いることがある>

せかす 急かす = 他者の行動の速度を上げるために干渉すること (寝坊した息子を、化粧している妻を)

せかせる 急かせる = 「急かす」に同じ

せきとめる 堰き止める = 流れを途中で阻害し、そこから先に流れないようにすること (ダムによって)

そう 沿う = 一次元的形状の対象もしくは何らかの不連続面に接触することなくしかも離れないまま移動すること (川に、壁に)

そえる 添える = 何らかのものを既存の別のものにとって従属的であるように加えること (花束にカードを、ステーキにクレソンを)

そる 反る = 一次元的もしくは二次元的形状の物体において線対称性の喪失が起きて非鋭角的な曲率が生じること (ゴルフクラブが、棚板が)

そる 剃る = 動物の毛髪を集団的に根元から切断すること (ヒゲを、犬の皮膚病の患部を)

それる 逸れる = 1)意図された道筋と異なる道筋を辿ること (矢が、登山隊のルートが)   2)当初に意図されていなかった状態になること (当初の計画からだいぶ)

そんけいする 尊敬する = 人間的価値の序列の非常に高い位置におき、相応に扱うこと (母を、野口英世を、マイケル・ジャクソンを)

たえる 耐える = 苦痛から逃れたい気持ちを抑圧すること (歯の痛みに、孤独に)

たおす 倒す = 何らかの力を加えて水平でないものを水平にして、自力での復元が不可能な状態にすること (紙コップをうっかり、杉の木を、傾いた銅像を、敵を)

たおれる 倒れる = 水平でないものが水平になり、自力での復元が不可能な状態になること (地震で本棚が、祖父が脳溢血で、クーデターで政権が)

たす 足す = 同種のものを他から持ってきて不足を解消すること (醤油を、コピー用紙を)

だす 出す = あるものの全体もしくは一部を外部に存在させること (財布から金を、舌を)

たすける 助ける =  危険もしくは解決困難な問題に直面している対象のためにそれらの除去もしくは解決に努めること (ガン患者を、被災者を、穴に落ちた犬を)

たそがれる たそがれる = 1)日が落ちてあたりが薄暗くなること (公園がすっかり)   2)薄暗い日没時のように哀しげな風情を漂わせること (スタバの窓辺で彼が)

たたかう 戦う = 1)武力を用いて相手に屈服させられないように活動すること   2)ゲームなどで、勝つために努力すること

たたく 叩く = 固体もしくは身体の一部を瞬発力によって他の対象に接触させること (友人の肩を、本で机を)

たたむ 畳む = 復元可能なように対象を小さくすること (布団を、傘を、望遠鏡を)

たつ 立つ = 座った状態もしくは寝た状態から脚を垂直方向に伸ばした状態になること   (名前を呼ばれて、生まれたばかりの仔馬が)

たっとぶ 尊ぶ = 価値の序列の非常に高い位置におくこと (自由の精神を、ものを大切にする心を)

たとえる 例える = 理解を助けるためによりわかりやすい事象に置き換えること (ウサギと亀の話に、三本の矢に)

たどる 辿る = 何らかの一次元的な形状もしくは痕跡に沿って進むこと (犯人の足取りを、家路を)

たのむ 頼む = 自分のためにある行為をするもしくはしないよう他者に働きかけること (ソースを取ってくれるように、保証人になってくれるよう、口外しないように)

たべる 食べる = 固形物を口腔内に運び入れ、咀嚼後に食道へ送り込むこと (ラーメンを、よく噛んで)

だます 騙す = 自らの利益もしくは相手の不利益のために誤った情報を与えて相手を操作すること (一人暮らしの老人を、国民を)

ためらう 躊躇う = 「やっぱり、やめようか」と思うこと (契約書を前にして、結婚を前に)

ためる 貯める = 流入した同質のものをすべて流さずに量を増やすこと (結婚資金を、ペットボトルのキャップを)

ためる 溜める = 流入したものを流し去らないで保持すること (雨水を、がらくたを)

たもつ 保つ = 同一の状態が失われないようにすること (鮮度を、友好関係を)

ちかう 誓う = 何らかの行為もしくは不作為の確実な実行に責任を負うと強く言明すること (永遠の愛を、二度としないと)

ちかづく 近づく = 自らが動いて対象との間の距離を縮めること (カラスがゴミに、部長の席に)

ちかづける 近づける = 何らかのものを、対象との距離が縮むように対象に向けて移動すること (車を玄関に、顔を窓に)

ちぢむ 縮む = 距離、面積、体積のいずれかにおいて小さくなること (このシャツは洗うと、寒くて体が)

ちる 散る = より広く分布すること (事故現場の野次馬が、桜もそろそろ、火花が)

つかう 使う = 目的遂行のための手段とすること (スパナを重石に、この写真を広告に)

つかむ 掴む = 主に手を用いて対象を包み離さないようにすること (吊革を、決定的証拠を)

つかる 浸かる = 1)対象が液体中に入った状態になること (ちゃんと肩まで、車がバンパーの高さまで泥水に)<水位を示すことが多い>

つかる 漬かる = 2)対象が何らかの液体からの作用を目的にその液体中に入った状態になること (ゆったり温泉に、フットバスは足だけ)

つかる 漬かる = 3)対象が何らかの好ましくない状態に入って習慣化すること (怠惰な生活に、パチンコと競馬に明け暮れる生活に)

つく 突く = 身体の一部もしくは何らかの物体によって対象に瞬発的圧力を加えること (こぶしでいきなり、傘の先で)

つくる 作る = 何らかの活動の結果として価値あるものをもたらすこと (新しいピアノ曲を、肉じゃがを)

つける 漬ける、浸ける = 物体を何らかの液体からの作用を目的にその液体中に入った状態にすること (大根を糠みそに、染料液に2時間)

つづける 続ける = ある動作をやめないこと (観察を、おしゃべりを)

つっこむ 突っ込む = 1)乱暴に挿入すること (ポケットに手を、余計なことに頭を)   2)脆弱なところを追求すること (ボケを、あいまいな言い訳に) 

つなぐ 繋ぐ = 柔軟性もしくは可動性のある一次元的形状の道具を用いて遠隔的に離脱が起きないようにすること (犬を鎖で、希望を)

つぶす 潰す = 1)力を加えて立体性や構造性を減じること (ゴキブリを踏んで、空き缶を、ニキビを)   2)器官や組織が機能を失うこと (カラオケでのどを、会社を)

つまる 詰まる = 内部のすき間が小さくなって流れなくなること (鼻が、下水管が、言葉に、金に)

つむ 積む = 1)上に重ねていくこと (レンガを)   2)行為を重ねること (訓練を、経験を)   3)荷物などを移動機械に載せること (トラックに)   

つめる 詰める = 1)すき間を小さくすること (座席を、行列を)   2)内部のすき間が小さくなるほどに入れること (封筒に札束を、倉庫の天井いっぱいに備蓄を)

ていぎする 定義する = ある言葉の意味を、同義語や類義語を用いずに、過不足なく明らかにすること  (この動詞を、より的確に)

でる 出る = 1)それまで存在しなかったものがその場に存在するようになること (幽霊が、すぐ顔に) 

でる 出る = 2)あるものの全体もしくは一部が外部に存在すること (ボールペンの先が、一歩前に)

とかす 梳かす = 櫛などを用いて髪や毛のもつれを除去すること (ヘヤーブラシで髪を、馬のたて髪を)

どかす 退かす = 障碍となるものを除去すること (廊下の椅子を、机の上の書類の山を)

とかす 溶かす = 1)非流動的な安定した形状を失わせて流動的にすること (プラスチックを、チョコレートを)

とかす 溶かす = 2)物質を液体中に均一になるようにすること (紅茶に砂糖を、ガソリンに不凍液を)

とく 解く = 構造的に結合したものを非破壊的に分離すること (結び目を、知恵の輪を) 転じて問題に答えを与えること (クイズを、数学の例題を)

どける 退ける = 障碍となるものを除去すること (カバンを、私の車を)

とける 溶ける = 1)安定した三次元的形状を失い流動的になること (氷が)   2) 物質が液体中に均一になること (塩がスープに、ウィスキーが水に)

とどく 届く = 対象への送付もしくは接触に成功すること (招待状が、天井に手が)

とどめをさす 止めを刺す = 対象の生命活動を停止させたのち、失敗のないよう再度同目的の処置を施すこと (敵将を倒し、いけにえの羊の)

とぶ 飛ぶ = 空中もしくは宇宙空間を速く移動すること (鳥が、スペースシャトルが)

とむ 富む = 多く持つこと (蜂蜜はミネラルに、当時の貴族たちよりも)

とめる 止める = 動いていない状態にすること (エアコンを、その店の前で足を)

とめる 留める = 何らかの物を対象の特定の位置から脱落しないようにすること (クリップで、洗濯物を)

ともる 灯る = その内部に光源が発生すること (街灯が、LEDトーチが)

とりいる 取り入る = 自分の利益のために利用する目的で相手を喜ばそうと卑屈に努めること (係長なんかに、文学部の教授に)

ながす 流す = 流動体もしくは集合体の連続的移動に載せること (椀子そばを、ベルトコンベアーで、過ぎたことは水に)

ながめる 眺める = 距離をとり、時間をかけて見ること (ルーベンスの絵を、函館の夜景を)

ながれる 流れる = 流体もしくは集団が連続的に移動すること (ガス管内をガスが、繁華街を人々が)

なく 泣く = 深く感動した際に発作的に反応すること、通常涙の分泌という生理学的反応を伴う (合格の通知に、友人の訃報に)

なぐさめる 慰める = 他者の精神的ダメージを軽減させ、癒そうと努めること (不採用になった友人を、子を失った姉を)

なくす 失くす = あったはずのものが見つからないこと (レシートを、合格の自信を)  

なくす 無くす = ある対象の存在をゼロにするよう努めること (極力ムダを、地球上から地雷を)

なくす 亡くす = 自分の生活圏から生命活動を有する他のある対象が存在しなくなること (5歳の時に母を、愛犬を先月)

なげる 投げる = 遠心力を利用して手などで空中などを飛翔させること (槍を、ボールを、ゴミを)

なごむ 和む = 親しみのある安らぎを覚えること (猫の寝顔に、彼女の水彩画は)

なだめる 宥める = 他者の不満や怒りを緩和するよう努めること (敗訴した反対派を、いじめられてきた子どもを)

なでる 撫でる =  身体の一部を対象の表面に軽く接触した状態で愛着を持って繰り返し動かすこと  (父があごを、犬の頭を、兄が新しいギターを)                         

なめる 舐める = 舌を対象表面に接触させたまま動かすこと、多くの場合その表面上の付着物を取り除くことを目的とする (ヨーグルトのふたを、犬が夫の顔を)

ならう 習う  =  何らかの技能を身につけ、「できる」ようになるよう努めること   (60歳でピアノを、中国語を週1回)                    

ならす 鳴らす = 楽器もしくは何らかの物体、機器を用いて音響を発生させること (着信音を、牛がカウベルを)

ならす 均す = 段差が最少になるようにすること (庭の地面を、支店の売り上げをすべて)

なる 成る = 生まれ育つように変化すること (一流上場企業に、母親そっくりに)

なる 鳴る = 何らかの物体から音響が発生すること (朝早く電話が、コーチの笛が、風がビュービューと)

にぎる 握る = 3)有利なものを獲得し喪失のないようにすること (貴重な証拠を、土地の権利書を)

にぎる 握る = 1)五指で包んで対象が離脱しないようにすること (テニスボールを、手すりをしっかりと)   2)単に五指を内側にたたむこと (試合を見ながら手を) 

にくむ 憎む = ある対象に攻撃的な感情を抱くこと (連続殺人犯を、薬物汚染を)

にげる 逃げる = 自分の好まない環境から、もしくは自分にとって不利益をもたらすと思われる対象から離れること  (鳥かごから、津波から)

にらむ 睨む = 厳しく見ること (警備員が、足を踏まれて相手を)

にる 似る = 印象の差が小さいこと  (三人兄弟が、各紙の扱いが)

にる 煮る =  食材等を何らかの液体とともに容器に入れて加熱すること  通例調理上何らかの有益な変質を目的とする  (カレーを弱火で、だし汁で野菜を、染料といっしょに)

ぬく 抜く = 1)内部深くに納まっていたものを外部に移行させること (釘を、トゲを、矢を、シミを)   2)追い越すこと (ゴール前で3人も、販売台数でホンダを) 

ぬける 抜ける = 内部深くに納まっていたものが外部に移行すること (犬の毛が、その暴走族から彼は)   

ぬすむ 盗む = 他者の所有物を違法に自らの所有物とすること (ひとの自転車を、現金だけを) 

ぬめる 滑る = 表面が粘液などの流動体に覆われて摩擦が少ないこと (浴槽が、用水路が)

ぬる 塗る =  表面に液体を広げること   多くの場合、ブラシ状の道具を用いる   (ペンキで壁を、刷毛でソースを)                      

ねがう 願う = 1)何らかの満足実現・問題解決のために超越者に対して従属的立場から言語を用いて働きかけること (世界平和を、母の回復を) 

ねがう 願う = 2)何らかの満足実現・問題解決のために他者(超越者を除く)に対して従属的立場から言語を用いて働きかけること (署名にご協力を、ご回答を) 

ねがえる 寝返る = 断りなしに敵側に所属を移すこと  (数人が推進派に、倒幕派に)

ねかす 寝かす = 1)何らかの物体の置き方のうち高さが最小になる状態にすること (ワインボトルは立てずに、ベニヤ板を) 

ねかす 寝かす = 2)人間もしくは動物を水平な状態にすること (風邪の子供を、出産する雌犬をビニールシートの上に)

ねにもつ 根に持つ = 自分を不当に扱った相手もしくはその行為を深く記憶し、自らを被害者としていつまでも意識し続けること (小学校でのいじめを、女子社員の前で侮辱されたのを)

ねむる 眠る = 覚醒状態を離れること (朝までぐっすり、機内でもよく)

ねる 練る = 1)求める性質を生み出すために粘性のある物質に運動的圧力を加えること (小麦粉を、セメントを十分に)

ねる 練る = 2)時間と精力を投入して完成度を高めようと努めること (作品の構想を、脱獄計画を)

ねる 寝る = 身体を横たえて休息または睡眠をとること (ソファでちょっと、疲れたので今日は早く)

のける 除ける = 対象以外のすべてを、不要ではないと判断して残すこと (傷んだイチゴを、未経験者は)

のこす 残す = ある対象以外を取り去ること (ブロッコリーを、0点の者を)

のこる 残る = 1)ある対象以外が取り去られること (福袋が一つ、駐車場に数台)   2)対象以外が去ること (電話番だけが、質問者が)

のせる 載せる = 1)通例、より高く、より大きなものの上に位置を移すこと (机にモニターを、皿にケーキを)   2)移動、運輸のための道具に人や荷物を移すこと (荷台に、貨車に)

のせる 載せる = 3)メディアを通じて報道すること  (女性雑誌に、明日の夕刊に)

のせる 乗せる = 4)計画通りに思うまま相手を操ること (高齢の未亡人を、株の初心者を)

のぞむ 望む = 1)何らかの実現の必要性を感じること (自由を、幸福を)

のぞむ 望む = 2)何らかの実現のために特定他者に対して言語を用いて働きかけること (転勤を、人質の即時解放を) 

のばす 延ばす = 二次元的形状の物体の面積を増加させること (パイ生地を、金箔を叩いて)

のばす 伸ばす = 一次元的形状の物体の長さを増加させること (ゴムひもを、アンテナを)

のびる 延びる = 二次元的形状の物体の面積が増加すること (セーターが、金がいちばん)

のびる 伸びる = 一次元的形状の物体の長さが増加すること (子供の背が、この餅はよく)

のべる 述べる = 言語的に音声もしくは文字で表現すること (会議で意見を、論文できちんと)

のぼる 上る = 一般的に、表面を伝って高い方へ移動すること (川を、丘を)

のぼる 昇る = 他の物体への接触なしに上方へ移動すること、 (煙が、エレベーターが) 高い地位につくこと  (学長の地位に)

のぼる 登る = 手もしくは装備を用い垂直の物体もしくは急こう配を伝いながら高いところへ行くこと   (木に、山を、はしごを)

のむ 飲む = 液体、流動体もしくは小さな物体を口腔内に流し込み、食道へ送り込むこと (お茶を、薬を)

のる 乗る = 移動のための機械もしくは動物の上もしくは内部に移動すること  (ラクダに、ゴンドラに)                       

のろう 呪う = 自らを不当に扱った相手に災いが降りかかるよう超越的な力に求めること (信長を、その部族のシャーマンが)

のろける 惚気る = 自分と自分の配偶者もしくは交際相手との良好な関係を示唆する話題に積極的かつ快活に言及すること (彼女は電話でよく、課長も飲むと時々)

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