要注意! 「デジタル式電気メーター = スマートメーター」 は誤りだった!
昨日、スマートメーター製造会社の大崎電気工業のウェブサイトを見ていて気づいた、或る重要な点をこの記事で取り上げたい。
同ウェブサイトの以下のページを見ると、同社では 「電力量計」 と 「スマートメーター」 をそれぞれ別のカテゴリにしているのだ。
これはどういうことなのか? “スマートメーター” はデジタル式の “電力量計” ではなかったのか?
わたしの頭の中には、右のようなイメージがあった。
A) つまり、“スマートメーター” は “電力量計” というカテゴリの中に含まれる。
B) そして、デジタル式の “スマートメーター” 以外の “電力量計” はすべて “アナログ式” である。
まず、結論から言うと、わたしの観念 A)は正しかった。しかし、B)は誤っていた。
大崎電気工業のカテゴリ分類は論理的理解のためというよりも、当然ビジネスのためのものであって、主力商品である 「スマートメーター」 を目立たたせて売り込むために 「電力量計」 とは独立のカテゴリを立てているのである。
それでは 「電力量計」 というカテゴリには何が入っているのか?もちろん、いわゆる “アナログメーター” に違いないと思いながら、クリックすると 以下のページ が出てきた。
いちばん上の画像はたしかに “アナログメーター” である。
しかし、「製品一覧」に表示されているものはどう見ても、デジタル式のもので、アナログ式のものには見えない。
このブログ記事のタイトルをあらためて以下に掲げる。
「要注意! 「デジタル式電気メーター = スマートメーター」 は誤りだった!」
つまり、“スマートメーター” ではない “デジタル式の電気メーター” が存在するのだ。
B) デジタル式の “スマートメーター” 以外の “電力量計” は、すべて “アナログ式” である・・・ というのは誤りだったのだ。
大崎電気工業のカテゴリ分類を尊重するならば、右の表のように考えることができるだろう。
いずれにせよ、“アナログ/デジタル” の二元論に囚われてはいけないということだ。
つまり、以下のように言える。
この誤った観念の根底に潜むのは、 “アナログ/デジタル:善/悪論” である。
“アナログ” は安全で無害で、ひとにも環境にも friendly で、 “善” だが、
“デジタル” は危険で有害で、ひとにも環境にも friendly で、 “悪” である、
という “虚構の二元論” である。単にわかりやすいだけで、現実を反映していない、“真実を覆い隠すウソ” である。
恥ずかしながら、ザウルスもこの観念に多少囚われていたと反省する。当ブログのスマートメーター関連の記事の中にもこの誤った観念を反映した記述があったかもしれない。しかし、それらを探し出して訂正するということは敢えてしない。その代わりにこの記事を書いた。
けっきょく、電力量計(電気メーター)に関しては、以下が正しい認識と言える。
「スマートメーター」 ではない 「デジタル式電気メーター」 が、どこでどんな風に使用されているのかまではまだ調べていない。存在を確認しただけである。通信機能が搭載されていないので電磁波的には安全だろう。上の真ん中の写真だが、一見すると “スマートメーター” のようにしか見えない。
さて、こう整理してくると、問題点がより鮮明になってきたのではあるまいか? そうである。問題なのは “無線通信機能” なのだ。
これがあるかないか、が決定的な点だったのだ。
実際、世の中には電力会社に頼み、設置済みのスマートメーターから無線通信機能を解除してもらって、電磁波の発生を止めてもらったというケースもある。「スマートメーターの電磁波対策は簡単!交換(設置)拒否できなくても可能」
そもそも、スマートメーターというものは、電力量計と通信機が1つの箱に入ったもので、両者は短いケーブルでつながっているだけである。
「通信機能の解除」 とは、電力量計からのケーブルのコネクターを通信機から外すだけのことである。
要するに、通信が “無線” だからマズいのである。“有線” ならば、ほとんど問題なしである。
これは “インターネット” でも同じである。
多くの家庭やオフィスでは、近頃はほとんど “無線ラン” でネット接続している。“WiFi” と言っても同じである。
ネット接続をする端末は昨今、スマホ、タブレット、ノートPCといったモバイル系 の比率が増大し、デスクトップPCは超少数派になっている。それだけ、“目には見えなくても空中や室内を飛び交う電磁放射線に依存した通信” が常態化してきているとも言えよう。そして、そうしたモバイル端末を日常的に駆使する使用者たちが被ばくする電磁放射線の量も増加の一途を辿っている。5Gになれば、さらに加速するだろう。
不思議でならないのは、自宅内で四六時中 “WiFiの電磁波” を飛ばしているひとたちが、スマートメーターの電磁波に神経をとがらせている場合があることだ。たしかに “電磁波源” は少ないに越したことはないから、増やしたくないというのはわかる。
しかし、自宅やオフィスのどこでも自由にワイヤレスで、ノートPCだの、タブレットだの、スマホだのといった端末でネット接続できているのは、そこが常に “WiFiの電磁波” で飽和状態だからである。
ネット接続できる空間にいるということは、“WiFiの電磁波” に自分が全身常に浸(ひた)されているということなのだ。頭脳も身体も毎日、空気を吸うように、習慣的に “電磁波漬け生活” を受け入れているのである。
以下の表のうち、“緑の領域” は “安全圏” と言える。
“デジタル世界” でもちゃんと “安全圏” が確保できる、ということにご注意いただきたい。“電磁波漬け生活” を選ばない選択肢も存在しているということだ。 同じノートPCで 毎日ネットサーフィンをするのでも、ケーブル接続でするのと、WiFi 接続でするのとでは大違いなのである。
何も考えず、“便利” なほうがいいやという人は ワイヤレスの “WiFi” を当たり前のように選ぶであろう。しかし、目には見えなくても “生活環境の安全性” や “健康被害のリスク” を考慮する人は、多少不便でも “ケーブル接続” を選ぶであろう。長い間にはこの違いは大きな差となって現れる。
わたしは、5年ほど前に、自宅のそれまでの無線ランを思い切ってやめて、ケーブル接続に変えた。腕のしびれも消え、体調も良くなった。
たとえ目に見えなくても、リスクがより少ないと思われる方の選択肢を常に選ぶことだ。
日本の新聞・テレビ・週刊誌といったマスコミでは “電磁波の危険性” というテーマはタブーとなっているので、一般大衆もいつまでも気づかずにいる。“便利” が至上の価値となっている日本では、“WiFi 接続” から “ケーブル接続” に戻す人間はよほどの変人と思われる。しかし、欧米の学校では保護者が学校に働きかけて、教室の WiFi をやめて “ケーブル接続” に戻す運動が盛んになっている。日本の保護者はむしろ教室に WiFi が無いことに文句を言っている。無知とは恐ろしいものだ。
なお、この表はすでにこの記事の上で掲げた 「電力量計」 の表と基本的には同じである。
オレンジ枠の部分は、“デジタル世界における安全圏” と言えよう。
スマートメーターの設置方法の中には、集合住宅向けに、無線を用いずに、電力線を用いたPLC方式も有りますが、個人情報を収集される事に変わりは有りません。
また、PLC方式は、電力線が本来電気信号を通す目的で設計されて無い為に、電力線の加熱による火災事故の懸念や、電力線がアンテナ化してノイズを発生し、中波・短波ラジオに受信障害を発生させる問題が報告されています。
PLC方式は専有部分では、有線LANケーブルを選ぶ事も出来ますが、スマートメーター自体のファイアーウォール(防火壁)が脆弱でセキュリティーが低いため、接続しているパソコンに、不正なアクセスやウィルスやマルウェアに侵入されやすく成ります。
スマートメーターをハッキングすれば、夏場の夜、寝ている間に、エアコンを暖房に切り替え、居住者を熱中症で殺害する事も容易に成ります。 冬場の寝ている時に、冷房に切り替えれば、居住者が低体温症で死亡します。
電力だけでなく、ガスや水道のメーターもスマートメーター化されつつ有ります。スマートメーターで収集した、各戸の個人情報はビッグデータとして、家電メーカーや家電量販店などに、転売されます。
東京電力 スマートメーターの形式
http://www.tepco.co.jp/pg/technology/smartmeterpj.html
PLC通信ユニットをご利用の場合
http://www.t2ms.co.jp/product/smame/p_m13.htm
スマートメーターが電気使用量だけでなく、ガスや水道にも広がるのは確かでしょう。だからこそ、大崎電気工業では「電力量計」 と別に 「スマートメーター」 というカテゴリを立てているのだと思います。