Beauty Collector

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ロンドンへ 『悪夢の北京』 第二部

2005年09月21日 | 旅行・おでかけ
とりあえず電話から離れ、腹ごしらえをするため空港内をうろつく。免税店の隣にスタバがあったことを思い出す。なんだか閉店前の店のように暗いなぁと思いつつ歩くこと数分、パンダグッズの店を発見!!(実はパンダが大好きvv)
興奮を抑え、店内を物色。こういうお土産的なパンダは顔が可愛くないのが相場だが皆なかなかのレベル。その中のキーホルダーにひかれる。ほしい…

レジを見ると数人の店員さんがたまってなにやらものすごい速さで会話をしており、かなり買いづらい状況。一旦は諦めるものの、店を後にするとなんだかそわそわ
「レジは引き出しを取り出していて(清算しているように見えた)、店の電気は暗い。もしかするともう閉店?!この時間で閉店なら帰りに買えるわけが無い!!だけどもパンダはぜひ手に入れたいー!!」
30秒ほどうじうじと考えた結果、私はパンダを手にレジへ。
店員のお姉さんと目があうと、彼女は仏頂面で何か喋った(中国語)。何を言われたのかわからないが、そのまま数秒停止していても“帰れ”的なことは言われないのでもう少し待つことに。

しばらくすると男性客が現れなにやら小銭を渡している。私の予想によると、彼は細かいお金を持っておらず、またレジにもお釣りが無かったためお金をくずしに行っていたものと思われる。彼が立ち去ると、私のパンダちゃんがレジに通された。ほくほくとお金を払い、カバンに入れた──。

次の瞬間、夢からさめるように現実に引き戻され、再び多量の冷や汗が…。
一瞬、自分の置かれた状況も、友達への電話のことも忘れた。パンダの力は偉大だ。

再び搭乗ゲートに向かうが、やはり同じ便に乗ってきた人が見当たらない。唯一いたのは、北京まで隣の席に座っていたお姉さんだけだった。なんでかなぁと思いつつ、ふと掲示画面を見上げるとゲートが変わってるー!!!

案内、してよ…。

とりあえず他の画面でも確認してみるが、やはり変更されている。隣のお姉さんに声をかけ、二人でそのゲートへ向かうことに。この時彼女に声をかけたことが、後々ものすごく自分を助けることになろうとはその時はまだ知る由も無かった。

ゲートに着くと、いるいる、皆さんが。
そして、出発時刻がさらに1時間遅くなっている…。その電光掲示板を呆然と見上げる私の横を、地上係員がお菓子を食べながらゆうゆうと歩いていく…。この国って一体…。カルチャーショック(に入る?)の往復ビンタをくらった私は、再び電話に挑戦することにした。

先ほどのお姉さんに助けられ、ロンドンの友人に連絡を取ることが出来た。時間はた~っぷりあるので彼女とお話。彼女もまたロンドンの友人のもとへ行くそうだ。そんな感じで話をしている間に搭乗時間になるが、さっぱりドアは開かない。完全に日の落ちた外を見ると乗るべき飛行機の翼からチューブがだらりと垂れ、なにやら人がいっぱい集まっている。

待合の人はどんどん増え、係員に質問をする人もちらほら。そのうち、品のよさそうな白人男性が質問しに行くと、係員は露骨に嫌な顔で対応(話かける人全てに)。ちょっと耳をすますと、彼はなぜ乗れないのかを尋ね、その答えを聞くと「それを皆に言ってくれ」と言うのが聞き取れた。しかしこの係員、最後の言葉はもちろん素無視。逆切れは当たり前、無視なんか前座のようなものだろう。

出発時間はとうに過ぎ、次のロサンゼルス行きの搭乗時間になっても、まだゲートは開かない。私が隣にいたアジア系老夫婦とお互いに難解な英会話をしていると、待合全体からワー!という声(悲鳴?)があがった。何だろ?と視線をゲートに戻すと、ドアの上についた電光掲示板に“CA ○○便 ロンドン行き 欠航”の文字が。。。

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