北カリフォルニアのお父さん

家族5人 - 北カリフォルニアに暮らす。

アウトドア・エジュケーション (Outdoor Education)

2014年09月22日 | 現地校
小学校5年生の三男は、本日の月曜日より金曜日まで5日間、現地
校のOutdoor Educationです。5年生の全児童は、午前8時30分に
小学校に集合。少し準備でバタバタした後、午前9時に大勢の父兄
に見送られ、バス2台で出発しました。

学区や通う学校により、学年のシステムは多少異なりますが、通常
小学校は5年生で卒業し、中学は3年間、そして高校は4年間となり
ます。三男は5年生、小学校最後の年であり、Outdoor Educationは、
言わば日本の小学校6年生の修学旅行のようなもの。但し、名前の
通り、単なる観光ではなく、自然に接する野外での教育に重点をおいて
います。息子が通う小学校では、日本の修学旅行のように、何時間も
かけて遠くに行くようなことはせず、比較的近場を選んでいます。

小学校5年生の子供達にとっては、何年も前から楽しみにしてきた
大きなイベントであることは言うまでもありません。

また、5日間のプログラムの中には、日本の小学校5年生では考え
られない「性」についての教育枠も含まれています。現在、高校3年
の長男がOutdoor Education に参加した時は、親として正直抵抗は
ありましたが、子供達の関心が出てくる時期に大人から教える。そう
あるべきなのかもしれません。

朝、曇り空の中、子供達は、ニコニコ顔で、大きなダッフルバッグ
に衣類、洗面用具、文房具等を詰め込み、それに寝袋をかかえての
登校でした。先生が数名、そして高校生のボランティアが7、8名
リーダーとして同行します。リーダーは、成績優秀者のみが選ばれ、
1週間、高校の授業を欠席する一方、学校からはきちんと単位が与え
られるそうです。

集合した時点であちこちで写真撮影。その後、点呼、荷物の積み込み、
そしていよいよバスに乗り込みます。出発直前には、良く見かける光景、
「I love you!」「Have fun!」と親子でハッグです。中には涙ぐむ
お母さん達も。

出発にさきがけ、学校側が父兄、家族から子供達への手紙を準備させ、
それを5日間のプログラムの後半に先生が現地で手渡します。子供達
のホームシックのボルテージは一気に上がるそうです。

三男の金曜日の帰りが楽しみです。


荷物の積み込み完了。


出発。


思ったよりタフ

2014年09月14日 | サッカー
息子達の現地校は既に新年度、日本語補習校は、夏休みが終わり
毎週土曜日の授業が再開、そして秋のサッカーのリーグもスタート
しました。全てが元通りです。サッカーの試合が重なる土曜日の日本語
補習校は、これからも毎週、息子達の誰かが遅刻、早退です。先生方
には、ご迷惑をおかけします。

秋のリーグ、息子達のそれぞれ年齢グループが一年ずつ上がり、
長男は、U17に、次男はU14、三男はU11となりました。長男の
チームは、既に3戦、次男は1戦のみ、三男も3戦を消化しています。
今日は三男の午前中の試合のみで、日曜日の午後はゆっくりと
させていただきました。

三男のチーム、本日の試合は、ディフェンスの選手2名が欠席で
苦戦が予想されました。結果はと言いますと5-1。快勝です。
試合が終わってから三男から聞いたのですが、試合中ボールを何度と
なく取り合った相手チームのある選手にツバをはきかけられたとの
こと。体にはかかりませんでしたが、憤慨していました。

アメリカでの青少年サッカーは、試合終了後に両チームが一列に
並んですれ違いざまに「Good game」などと言葉をかけ、High
Five (日本で言うハイタッチ)をして互いのプレーを称えます。最後は、
主審、副審にも同様に挨拶をして試合が全て終了となります。スポーツ
マンシップです。さて、その選手、白人の少年は、High Fiveの際、
三男と他の3人の東洋人の選手には、あからさまに手をすっこめた
そうです。

実は、このようなことは、初めてではなく、三男からは以前も同じ
ような話がありました。親の私も少し心配はしましたが、その会話を
横で聞いていた長男、次男は、ケラケラと一笑し、一言。「そんなの
しょっちゅうだよ。いちいち腹立ててたらやってらんないよ。」との
ことでした。長男、次男は、相手チームの選手、特にヒスパニック
系の選手から、東洋人の目の細さをばかにした発言を時々受ける
ようです。長男は、昨年の試合で本人がシュートを決めた少し後に
「Yellow blind」との言葉を浴びせられました。これは、目が細く、
お前は何も見えないだろうといった東洋人に対する差別表現です。

カリフォルニア州に限らず、大都市とその近郊は、様々な人種が入り
混ざっています。その構成と比率は住む地域によって異なりますが、
サッカーのチーム、現地校にも反映され、子供達の世界でもいろいろ
とあるようです。息子達、思ったよりタフです。



長男のチーム。


次男のチーム。


三男の本日の試合。









アイスバケットチャレンジ

2014年09月03日 | 家族
アメリカでは、あちこちで耳にするアイスバケットチャレンジ。先週、
とうとう我が家の息子達の出番となりました。

この活動は、元々、全身の筋肉が動かなくなる難病 ALSの患者を
支援するための寄付を募ることを目的に始まったものだそうです。
まず、チャレンジの指名を受けた人は、氷の入ったバケツの水を
頭からかぶり、この様子を動画で撮影して公開。氷水をかぶった
後で次のチャレンジャーを指名。指名を受けた人は、24時間以内
に応じなかった場合は、ALS協会に100ドルを寄付しなくてはなら
ないといったものです。

ハリウッド、プロスポーツ界、ラジオのDJ等は勿論、とうとうその
波は、我が家にも到達しました。まず長男が高校の友人から指名を
受け、続いて三男はサッカーのチームメートからの指名。

実はカリフォルニア州は、現在深刻な干ばつの危機にあります。
その中でアイスバケットチャレンジには批判的な声も多く上がって
います。そういった事情もあり、長男はサーフィンにバケツを持参。
海に入る前、氷水ほどではないものの、北カリフォルニアの冷たい
寒流の海水でチャレンジを受けました。水道の水を使わず、次の
指名はなし。次に三男。こちらは、かぶった氷水が無駄にならない
ようチャレンジの場所は、庭の芝生の上を選びました。三男も
メッセージの中で干ばつについて触れ、次の指名はなし。親が指示
した訳ではなく、子供なりにいろいろ考えているようです。



長男。


三男。どちらもiPhoneで撮った動画からの画像です。