なんということでしょう!あの傲慢(ごうまん)でプライドの高い大先生の心が折れてしまったようです!
実は大先生はとある王宮で回復士見習いとして働いていたのです。(見習いのためもちろん回復士の免許も資格も持っていません)
大先生は口では大きい事は言うのですが実力が見合っておらず周りの回復士から無能の烙印を押されていました。
ですがそんな大先生でも見捨てずに助けてくれた回復士の方もいたのですよ。
ですがそこはプライドの高い大先生。
それが許せなかったのでしょう。我慢できず王宮を去っていきました。
王宮を去った後大先生は考えも無しに本で得た知識だけで研究施設とマジックアイテムの販売施設を作ってしまったのです。
資金も知恵も技術も無い大先生。
もちろん上手く行くわけがありません。
そこで困った大先生が取った行動は……。
なんと見捨てず助けてくれた回復士の方を攻撃し始めたのです!
それだけでは飽き足らず世話になった王宮、関係の無い人々、しまいには見えない敵にまで攻撃をし始めていきました。
見えない敵です。当然攻撃が当たるはずがありません。
当たらない攻撃に苛立ったのかとうとう無関係の人をその敵と決めつけ攻撃をしてしまったのです!
周りは自ら作った敵だらけ。攻撃をするという事はもちろん反撃もくらいます。
その反撃の1つが予想以上に効いたのでしょう。
大先生の心はボロボロになってキレ散らかしてしまいます。
しかし大先生は諦めずにもがき続けます。
攻撃の合間に自作のポエムを売りに出し少しでも活動資金にしようと頑張りました。
ですがもう手遅れで既に四面楚歌(しめんそか)の状況です。
しかし何とここで大先生は状況を覆(くつがえ)す神の一手をうってきます。
その神の一手とは・・・・・・。
『ワシは洗脳されていた!!』
流石大先生。それはこのゴリラにも思いつきませんでした。尊敬します。
ですが時既に遅し大先生のそんな妄言を信じる人などいるはずやありません。
色々と偵察を送りますが状況は悪くなる一方
流石の大先生も心が折れてしまったのかついに降伏します。
大先生「ワシが悪かった・・。。どうか王宮に戻らせてくれ・・。」
散々攻撃したあげくこのセリフ。素晴らしいの一言に尽きます。
大先生の願いは当然叶えられる事はありませんでした。
大先生の新たなる旅立ちに幸ある事を祈ってこの言葉をお送りします。
『因果応報』
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