「国連への要請・返信(生態系の保護重要)を携え、政府要請へ~辺野古新基地建設を許さない“7・29”緊急集会 」
【沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック】
山・川・海が連動し、独特の生態系をもつ「辺野古・大浦湾」。
サンゴ礁に加えウミガメや絶滅危惧種のジュゴンなど、様々な生物の生息。河口付近のマングローブ林や山々を含む陸域の動植物。
この海は、一帯の山や川との絶妙なバランスの中でその生物多様性を維持している。人々はその大自然から多くの恩恵を得るとともに様々な歴史・文化を育んできた(名護市発行パンフレットより)。
緑豊かな山々とサンゴの海に抱かれた「辺野古・大浦湾」を破壊し、人殺しのための軍事基地を建設することは許せない、二度と戦争に巻き込まれたくないと、再三再四表明された民意。それでも「粛々と」工事を進めようとする日米政府の野蛮な行為から、豊かな自然と共にある地元住民の生活を、人権を、守る力添えをお願いしたいと、名護市汀間区長と「辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北住民の会」会長は、国連に訴えました(3月25日)。
国連環境計画のアジア太平洋事務所カヴェ・ザヘディ代表サイン入りの返信(4月24日付)は、「ジュゴンのような絶滅危惧種の保存がかかった貴重な生態系保護の重要性は十分に理解している。
皆さんの懸念を日本の環境省と共有したい」という、日本政府に説明を求めても一切答えてくれず、国連に訴えるしかなかった住民にとってとてもうれしいものでした。
国連からの返書にもあった、住民と政府との直接対話の実現を求めて、名護市住民の代表団6名が、7月29~31日上京し、環境省を始め、文化庁、防衛省への要請行動を行います。
前知事の「辺野古埋め立て承認」を検証してきた第三者委員会の「承認には法律的瑕疵が認められる」との報告書も出されました(7月16日)。8月中には承認取り消しの翁長知事判断が下されます。
沖縄県議会では7月13日、県外からの埋め立て用土砂の搬入を規制する条例が成立しました。
沖縄の民意は、安倍政権を追い詰めています。戦争法案の強行採決に国民の怒りも増々高まっています。安倍政権は窮地に立たされています。
名護市のみなさんの報告と決意をしっかりと受け止め、辺野古新基地建設を許さない大きな闘いを共に作り上げていきましょう。
集会への多くの皆さんの結集を呼びかけます。
沖縄からの訴え
新名善治さん(名護市汀間区・区長)
松田藤子さん(辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北住民の会・会長)他