FOSTEXの10cmフルレンジユニットMG100HR-Sの視聴会だが
講師に炭山アキラ氏を迎えて行うという。
炭山氏の新作バックロードホーンだけでなく
「D-101S スーパースワン」(長岡鉄男氏設計)にも着けて行うというのだから大変興味がわいた。
FOSTEXの部長さんの挨拶から始まったが
炭山さんが多岐にわたっていろいろな製品や人を紹介をするので
良い意味で、誰(何)が主役だかわからない視聴会になっていった。
左端で遠慮気味に講演する炭山氏
使用したCDプレーヤーは最近注目を浴びているSOULNOTEの
sc1.0(ブラックバージョン)
プリメインアンプはSOULNOTE sa1.0(同じくブラックバージョン)
たしかにとても10cmフルレンジの音とは思えないし
40人近く入っている視聴室ということを考えるとまあ大したもんかなと思った。
(SOULNOTE sa1.0は片チャン10Wである)。
しかしSOULNOTEのパワーアンプsa2.0をつけたらまるっきり音が変わった。
これなら聞ける。ハイスピードに全体のパワーが乗った感じだ。
そしてSPをスーパースワンに変えたら
俄然良くなった。
前にリニアテクノロジーのM-152にBOSE101MMをつけたら
ものすごいスピードと全く歪まない音が出て大変驚いたが
ほとんどそれに近い音だ。
途中トラブルがあり
SOULNOTEの社長鈴木哲氏がかけつけるという
うれしいハプニングがあった。
鈴木氏は長岡鉄男氏に感銘をうけてNEC時代に
超弩級プリメインアンプ A-10を作った人だ。
歯に衣を着せずストレートに話すが
嫌味も殺気も全く無い人だった。
よく見たら
会場に浅生氏も来ていた。
最近では長岡鉄男氏の傑作のひとつ「モアイ」の改良版を作って発表しているが5月にはFOSTEXの新作FE168EX-Rを使った新モアイを発表するとのことだ。
しかしまあ、なんか知らんがオーディオフェアじゃあるまいし
(オーディオ界で)有名な人がいっぱい来ていた。
(長岡系ばかりだが(笑))。
オーディオスクエアさんもかなり気合が入っていると思った。
マニアックな先生たちの話が聴けたこと、
噂のソウルノートのアンプが聴けたこと、
最近の流行?のひずみの少ないマグネシウム新作SPが聴けたことも良かったが
個人的に感じたのは
感想よりもスーパースワンを作りたくなってしまった。
実はまともにスーパースワンを聴くのは初めてである。
長岡鉄男氏が新作アンプのテストにスーパースワンを必ず使っていた、
と言うが
なるほど、と納得した。
想像していた音と違いピュアで相当しっかりした音だ。それでいて点音源なのだ。
立花隆氏が絶賛したというがフラッグシップSPとして確立したのも頷ける。
しかし爺のうちのどこに置くというのだ(苦笑)。
とにかく大変収穫のあった視聴会だった。
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