やられっぱなしでたまるかよ！
今日は私の爆発記念日や！
逆だと思ったかい？
少々のことでは怒らない。
仮に、こちらに非がなくとも、
はいはいスミマセン、私が悪ぅございましたと
言っておき、心ではコロッケ扮する
野口五郎よろしく、鼻をゴリゴリしている。
私の主任は、女の腐った奴で、
責任転嫁ばかりする。
「それは僕ではなく誰某さんが〜」
と言っているのをよく耳にするし、
実際私のせいにもする。
まぁ、別にハイハイと言っておいて
構わない内容だったので、今まで
文句を言わずにいた。
しかし、だ。
今回は、連帯責任なのに私一人が悪いかの
ような言い方をしてきたのだ。
私は、金八先生よろしく、
『何ですかァ〜！？』と思った。
（…って、これ誰だよ、オイ。）
詳細は割愛するが、
私はその件について何度か伝えたのに、
今の今まで放っておき、今になって
ようやく取り上げてきた。
私のせいかのように言ったので、
ワレコラ待たんかいと思った。
窮鼠猫を噛む。
「私のせいかのように言ってるけど、
今に始まったことじゃないでしょ？私も
何度か言ってきたのに、私だけ悪いかの
ように言われるのは嫌です！
私のせいじゃないからな！」
と、語気を強めて爆発してしまった。
はらわた煮え繰り返ってたので、
唇やら手ェやら震えて大変だった。
私には、同僚がいない。
今は孤立無援状態だ。
フンマンやるかたない思いをどこに
ぶつけたらいいやら。
私は、親しくしているドライバーさんの
出現をじっと待った。
ドライバーさんが現れたので、
思いの丈をぶつけた。
それだけでも少しはスッキリした。
今まで、相当我慢してきたんだろうなぁ。
パンパンに膨らんだ水風船が弾けた感じだ。
それにしても…。
気が弱く、言いたいことを飲み込んでしまう
タイプの私が、言葉に出して爆発するとは。
…我ながら強くなったな。
今日の事件を腹立たしく思いつつも、
言いたいことを言えた自分に感心してしまった。
よく言ったよ、KT！
反省もしてないし、後悔もしていないよ。
私のせいにされるのは、もうごめんだ。
今日は私の爆発記念日。
ではでは、またね。
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