うさぎとベリーダンスとダラブッカ “KT LOVES Lapin”(セクシー田中さん)

人を、大激怒させたことがある。

あなたは、
人を激怒させたことはあるだろうか?


あれは、忘れもしない高校3年のとき。

私の高校に、女子生徒にめちゃくちゃ
気持ち悪がられていた社会科の先生がいた。

背は低く、5頭身くらいのバランス。
若ハゲで、やたら色が白く、脂ぎっている。
常に独り言を言い、ニヤニヤしていている。
好きな番組はNHKの歴史ものという、
女子生徒から嫌われる要素をナッツぎっしり
スニッカーズっちゅうくらいこれでもかと
詰め込んだような先生だった。


当然ながら、私もこの先生が気持ち悪かった。
私は、先生の頭のハゲ具合と照り具合から、
『木魚』というニックネームを付けた。



私は、木魚をよくからかっていた。
(おいおい閲覧者さんよぉ…そんな蔑んだ目で
私を見ないでくれないか。あなただって
子供の頃は人をからかったことくらいあるだろう。
ないよ、という聖人が居たらお目にかかりたいものだ。
素直に、からかっていたと認める私の方が
実に正直で人間らしい。)


ある日、木魚が通りかかったので、
後を追いかけてまでからかった時のこと。

普段は無視、またはニヤニヤして
やり過ごしていた木魚が、こちらを振り返り、
ドスの効いた声で一言だけ、大きな声で


「やめろー!」


怒鳴ったのだ。







鬼の形相とはこのこと、私は震え上がった。
おとなしい変な人と思っていたら、
そうではなく、きちんと感情を持った
ひとりの人間なのだと、あの一瞬で知らしめられた。

先生は、私の幼稚な行いをずっと我慢し、
気にしないフリをしていたのだ。
その日は先生の中で、怒ってやろうと
思っていたXデーだったのだろう。

高3と言えど、まだ子供。
やはり大人が本気で怒ると怖いものだ。
声が出ないほど怖かった。血の気が引いた。
おとなしい人が怒る怒りのパワーは凄まじいものだった。

私は自分の愚行を深く反省した。
先生に心から反省しているという内容の
手紙を書き、直接本人に平身低頭で謝った。
先生は、分かってくれたらそれでいい。と
短く私に告げた。

それ以来、廊下などで先生に会うと、
自らきちんと挨拶をし、もうあなたの
敵ではないということをアピールし続けた。

今思えば、最低な生徒だが、あの時
先生に怒られていなければ、私は
人を馬鹿にするような人間のままだったと思う。
(↑囲むの結構難しかった。)


からかわれるのを耐えるって、
どれだけストレスフルなことだっただろう。
今でも詫びている。


ではでは、またね。

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