なぜ、高齢者・後期高齢者は、普段は
自分のことを高齢であると認めたがらないのに、
いざ都合が悪い時だけ
「年寄りにそんなことを言いやがって!」
「年寄りだからって舐めとる!」
などと、急に人格が変わったかのように
年寄りぶるのでしょうか。
ビリー・ミリガンかよ。
褒めても年寄りぶるよなぁ。
「若く見えるなぁ」に対して、
「いやぁ〜、もうお爺さんや」とかね。
逆に、「もう年やし運転気をつけて」とか言うと
「何言うてるんや!こっちは50余年も運転歴のある
プロや!」とか言う始末。
プロって、あんた、報酬得とるんかいな。
まぁ、それは私の父のことですが。
こんばんは、KTです。
さてさて、私には、可憐で美しい友人がいる。
聡明で、おまけに透き通るように色白。
デズニー(ディズニー)のキャラクターで
例えると、妖精のティンカーベルのような人。
そうだなぁ、メリーゴーランドの馬に跨って乗る
のではなく、小首をかしげてちょこんと横座り
してるのが似合う女性といえば、
何となく想像出来るだろうか。
🐰🐰🐰
そんな彼女と、先日お食事をした。
お店を出て、まだ寒さの残る強い港風を受けながら、
彼女は、おもむろに私の方を振り向き、
「私、仕事は全然楽しくないけど、
ひとつだけ楽しみにしてることがあるんです。」
と言った。
「それは何ですか?」
と、私は中1英語の日本語訳模範例を彷彿させる
質問をしてしまった。
「素敵な人が1人いてるんです。その人を
見たくて仕事行ってるんです。」と、彼女が
嬉し恥ずかしそうに答えたその刹那、
私は小田和正の世界観か、武者小路実篤や
川端康成の純文学の世界に紛れ込んだかのような
錯覚に陥った。
彼女は既婚者なんだけど、あんな真面目で
可憐な女性でも、そんなこと思うんだなぁ。
しかしながら、何て嫌味のない純粋で
美しい一瞬だったのだろう。すっかり
私のお気に入りの絵になってしまった。
楽しみの答えが意外や意外なものだったので、
意表を突かれて笑い転げてしまった。
これが仮に、久本雅美(そーかの広告塔)が
同じセリフを言おうものなら、
「仕事せぇ、仕事!」と周囲に一蹴されてただろう。
🐰🐰🐰
私自身は、もう今の仕事に就いて4年になるが、
今の今まで、仕事に行くのが楽しくないと
思ったことが一度もない。故に、
職場に行くこと自体が楽しみなので、彼女のような
ドキがムネムネの楽しみはないなぁ。