本日の記事は、私にクリーンな
印象をお持ちなら、今すぐ帰った方がいい。
これは、女のタブーに触れる話かもしれない。
読んでしまうと、私に対するクリーンな
イメージはたちまち崩れ去り、人によっては
気分が悪くなり、病院の世話になりかねない。
今以上これ以上
消えそうに燃えそうな
病院を困らせないでほしい。
注意喚起はした。
それでも、というKTファンは、心して読まれよ。
私達が出入りしている部署に、
コロナ感染者が出た。
私と仕事の相棒が出勤すると、上司から
『急に決まったんですが、今日の
15時にPCR検査を受けることになりました』と
告げられた。
いつ決まったのかと聞くと、
昨日私達が帰った後とのこと。
上司よ、ちょっと待たんかい。
あのなぁ、急に決まったなんて
簡単に言うなよ。こっちはなぁ…
鼻事情っつ〜モンがあるんだよ。
コロナコロナ言われ始めて以来、
家と職場の往復、ショーも休止中、
おまけにマロンの介護でなりふり
構わない生活。
ま、何が言いたいかと言うと、
鼻毛ケアを怠ってるんだよ。
私は全身脱毛してるんだけど、
鼻だけは脱毛出来ないらしいので
プリミティブなままだ。
そんなこんなで、そちらの都合で
PCR検査の日を決めて
言い渡されても困るんだよ。
しかも、当日とは何事だ。
しかし、決まってしまったものは仕方ない。
まさか、職場で「すみません、私には
鼻事情がありますゆえ。」なんて言えまい。
幸い、自宅は職場から近い。
お昼やすみを利用して鼻ケアをすればいい。
はたして数分で出来るだろうか。
お、おうよ。分かった。
お昼ご飯を電光石火の早業で済ませ、
私は鼻処理をした。あまり切りすぎると
今しがた処理しただろ感が否めない。
細かく短く切ると、鼻内で散らかるので
ランダムにマンダムに切る。(ナンジャソリャ)
少なからず散らばっているであろう毛を、
綿棒の先にワセリンをつけて取りつつ
塗り込む。
よし!完全無欠の臨戦態勢ノーズだ。
左右どっからでも検査せんかい開戦状態だ。
15時、検査の時間が来た。
長い綿棒と、何やら液体が少量入った
試験管、いわゆる検査キットを渡された。
名前なんかを書かされて待合で待機。
仕事の相棒は、『鼻で検査されるのは
耳鼻科の先生以外は痛いんだよ』だの
言っていたが、鼻毛ケア万全の私には
痛みなんかナンボの世界じゃ、である。
鼻毛ケア怠ったまま検査するのは一生の
傷なのだ。痛みなんて、処理前までの
私の心理状態に比べたら、田園風景を
眺めるくらいのどかなものだ。
ややあって、看護師がすまなさそうな表情で訪れた。
「皆さんすみません、鼻での検査予定でしたが
唾液での検査に変更になりました!できるだけ
たくさんの唾液を溜めといてください」と来た。
…なんやて!うがいすらしとらんがな!
久々に登場させようか、これ。
何のために…何のためにお昼休みを割いて、
私とハサミはジャッキー・チェン&クリス・タッカー
さながらの息のあった遣り取りをしながら
処理をしてきたのか!
もう、なす術もなく意気消沈である。
その姿は、
【中年が、ただただお昼休みに鼻毛処理をした】
という全くもって面白くない絵となっただけだった。
いいかい、マスクで気を抜いてる女性陣よ。
ラブストーリーは突然にと、あの小田和正
も言っているのと同様、
ハナストーリーも突然に、だ。
平和を望むなら、戦争に備えよ。
ではでは、またね。
恥さらしの記事の後に、敢えて「この人です」と
自分を宣伝してみるこの強靭な精神力を
褒めてほしいモンだね。