おとたつライフ

家屋傾斜修正工事が始まるまで②

工事が始まって、もうすぐ一ヶ月(一週間で)なる。 
 その間に、家の33箇所、鋼管杭圧入が終わった。
 鋼管杭圧入とは、鋼管を支持力のある層までジャッキを使って家の重さで打ち込むことである。
 次の工事は、軟弱地盤にセメント系瞬結注入ですが、家の周りが田(稲作)なので、稲刈りが 
終わってからとなりました。稲刈りが終わるまで、工事は休みとなりました。
 家屋傾斜修正工事が始まるまで② 
 家を直すために、インターネットを活用して、どんな工法があるか調べることにした。
 我が家の場合、その修正工事の工法は、大きく分けて、2つであった。
 一つは、「曳家」(曳く空き地がないとだめ)。
家を一端隣の土地に家を移し、基礎を解体し、新たな基礎を造り、そこに家を戻して載せる方法 である。
 二つ目は、家そのものは移動しないで、基礎から持ち上げる工法(鋼管杭圧入、耐圧盤、土台げ、薬液注入工法等)である。
  「基礎から持ち上げる工法」には、いろいろな工法があること分かった。
  ※予算に合う工法となるが、「安かろう。悪かろう。」では、また地震(新潟では3年後に)が起こったときに、傾いてしまい。後悔してしまうことになる。どこで折り合いを付けるか。本当に難しい。業者の選定も同じである。実績のある業者を選びたい。  
  この二つを基本に、現地調査や見積もりを依頼した。
  液状化による被害は新聞でも紹介されているように、いたる所にあり。 
 関東地方だけで2万軒近くある。
  そんなわけで、当店と契約するなら現地調査に行きますなどと、言ってくる工事業者もいる。
 しかし、多くの工事業者は、忙しいながらも現地調査に来て、見積もりを出してくれた。
  中には、他県からわざわざ当地まで(数百キロ)、無料で現地調査に来て、見積もりを出してく れた業者もある。何回ものメール(質問)に丁寧に回答をくれた業者もある。
  被災者の立場からすれば、本当にありがたいことである。


               鉄板に2つのジャッキで固定

              鋼管をセメントで固定

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