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子どもの頃に、水栽培のヒヤシンスを見て以来ずっと何度も自分で育てたいと思っていたのに、なぜか気軽に買えなかった花。
なぜ買えなかったのかは、買うタイミングを逃していたのが1番の理由で、
いつ購入したらいいのか分からなかったからだ。
ホームセンターのお花のコーナーでチューリップと百合の花の球根はよく見かけた。
それらが出るタイミングに買い物に出かける事が多いのか。
お花屋さんの店先でヒヤシンスのもうすぐ咲きそうな鉢植えが出てるのを見て欲しいなと思っているうちにすぐに売り切れた。
つい先月スーパーでいつも数個お花の苗が売られている所に、ヒヤシンスを見つけたので
即買いした。
そのスーパーは普通より少し価格が手頃な為か入荷が少ない為か、すぐに売り切れる。
いつも、ざっと5、6鉢ずつ入荷されてるようだ。
蕾がぎっしりついた念願のヒヤシンスをようやく買えた。
千載一遇のチャンス。
チャンスの前髪だ!と飛びついた。
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それがここ数日いつの間にかぐんぐん伸びだした。
大寒波の後、温かくなってから急に伸び始めて、伸びる速さがとても早い。
「あ、そうか、もう立春すぎたから
春なんだ!」と思った。
立春は春の始まりを告げる日であり、昔の人々にとっては1年のスタートの日。
「立春にブログを再開するぞ!」と久しぶりに書いた後から、ぐんぐん伸びて蕾が膨らんできた。
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小さなプラスチックの鉢にぎゅうぎゅうに球根が入っていた。
3つとも同じ大きさだったのに、ピンク色が1番大きく速く開いて次が白色。
私の好きなパープルの花は中々大きくならない。
ヒヤシンスは水栽培で花が咲くのだから、
そのままで良いのかなと思って呑気に水やりだけしていたけれど、
成長がこんなに違うとパープルに申し訳なくなった。
やっぱり植え替えをした方が良かったのかな?
お花が咲いてる時期の植え替えは花を弱らせるのではと思っていた。
実際はどうなのだろう?
お花屋さんのサイトにヒヤシンスの事が書かれていた。
育て方(説明書付き) |
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室内の明るい場所に。室温が高い部屋なら開花は早まり、「なかなか咲かせたくない」と思えば一旦屋外に。温度を調整することで、開花のタイミングを操作できます。 |
そのままお部屋に置いて愛でて良いようだ。
けれど一般に見るヒヤシンスより、花の数が少ないスカスカに育った。
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↑このくらいぎっしり咲くのを期待していた。
普通はお花がついたら肥料はやらないし、
植え替えは花がついた時はしない、
植え替えで根っこを傷めたらいけないし、
これで良かったよね?と自問自答するけど、
お花を見てると育て方が間違っていたのか?と気になる。
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今日ピンク色の花が少し開いてきた。
これはどんなに待っても今からはぎっしり咲かないなぁ。
球根はしっかり大きい球根だったけど、
水だけでなく栄養が必要だったのかな?
花芽が着いてからではなくて
着く前に肥料が必要なのかな。
肥料はやりすぎると肥あたりして、枯れてしまう。
量や施す時期、頻度の調節が必要だ。
ふとヒヤシンスの花が気になって見に行くと
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朝よりも開いている。
月下美人ではないけど、花が開く瞬間やその経過を逃したくない。
すると、朝早くはしなかった甘い香りが漂っていて、幸せ一杯な気分になった。
思いきり甘い香りを吸い込んだ。
これがヒヤシンスの香りなのか‼️
香りの良いお花は好きで、薔薇はもちろん、🌹香りの強い百合やフリージアなど、良い香りを嗅ぎたくなる。
香水ではすずらんの香りが好きだけど、生きてるお花の香りには勝てない。
実際に咲いてるすずらんのお花ではお花が小さいからか、あまり香りを嗅いでみてもわからなかった。
ヒヤシンスは言葉では言えないけど、嫌気のこないキュートな甘い香り。
百合は豪華でありながらどことなく気品を感じる香りだと思う。
フリージアは可愛らしくて清々しい。
薔薇はほのかに複雑で美しさを感じる香り。
ヒヤシンスは、初めて自分で育てて開いた直後の香りを嗅いでみて感動した。
ピンクと白では香りが違う?!
白は果物に似たような香りが混じってる。
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ピンクは懐かしい甘い香り。
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何の花かは思い出せないけど、
良い花束を💐もらった時のいろんな花が混じったような良い香り?
どうしても思い出せない。
育てた事がある何かの花と同じ香りなのかなぁ。
私はした事がないので想像だけど、
ワインのテイスティング🍷や、日本酒の利き酒、
お茶🍵の味を見る時、
料理の味を確かめる時、
水で一旦綺麗にして口の中を整えてまた次を試さないと、味が混じるというか、
一旦白紙にしないと分からなくなる気がする。
それと同じように、お花の香りを嗅いでいるとあまりに吸い込みすぎて続けて嗅いでいると、麻痺して分からなくなる気がする。
実際最初ピンクを嗅いで、白を嗅いで、またピンクと違いを考えてみたけど、だんだん自分の嗅覚が感じなくなってくる気がした。
白の香りも捨てがたいけど、ピンクの香りが好きだった。
これまで嗅いだいろんな香りの良い香りの中で1番好きかも知れない。
知らなかったけど
ヒヤシンスの香りってこんなに良い香りなんだ❣️と思った。
香りは同じ色の花でも、株による個体差もあるのかなぁ。
私がハンドメイドで1番作りたいのは、
可愛いと感じるその可愛さが言葉ではどうにも表現できないのだけれど、
甘すぎず、でも軽すぎず、気品もあって、可愛らしくて、守りたくなるような可愛さ。
ピンクのヒヤシンスの香りがまさにそんな香りだった。
好きなものって、違う種類のものでも自分の中ではどこかに共通点があるのかも知れない。
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昨日は一昨日に引き続きピンクのギンガムチェックの布をミシンで縫って
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裏地にキルト芯を縫い付ける為のミシンをかけていた。
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出来上がりはどうなるかな?
作りながら考えている😂
お花の開花を待つようにハンドメイドも出来上がりは自分でもわからない。
大体の大まかなイメージを持って作り始めるけど、細かい部分は作りながらアイデアが生まれてくるので、
こうしようとイメージしていた物が、出来上がったらなんか全く違う?!と思うことも多い。
陶芸師のように
納得いかない!と叩き割ることもできないので、できる限りイメージ通りのものができる腕をつけたい。☝😀
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