SFとミステリ ときどき妖怪

SFとミステリ小説を中心に、でもときどき妖怪が登場作品も紹介するサイトです。

映画化してほしい作品

2020-09-25 19:06:20 | SF

これから紹介する作品の著者は、 クローディア・グレイ

スター・ウォーズ サーガ のスピンオフ作品を手がけています。

作品名は、

・スター・ウォーズ ブラッドライン

・スター・ウォーズ ジャーニー・トゥ・最後のジェダイ 

         レイア・オーガナ オルデラーンの王女

・スター・ウォーズ ロスト・スターズ

 

今回、紹介する作品は著者オリジナル作品

『 円環宇宙の戦士少女 』

ハヤカワ文庫 2019年2月15日発行

訳者は、中原尚哉さん

ジェネシス星の戦闘機パイロットの少女ノエミは、〈ゲート〉防衛戦

のさなかに遺棄された地球の調査船でアベルという人間そっくりの

人型ロボットを発見する。

30年前に〈ゲート〉の弱点を調査するためやってきたが、独立戦争

に巻き込まれ、船に置き去りにされていたのだ。

アベルから〈ゲート〉を破壊する方法を聞きだしたノエミは、故郷の

惑星を救うため〈ゲート〉によって円環をなす5つの世界へと旅立つ

ことを決意する!

 

読み終わった最初の感想は、映画化してほしい。

ハリウッドでは、宗教的問題等があるから難しいかな。

アニメではなく実写で映画化してほしい作品です。

スター・ウォーズシリーズで培った技術なのかはわかりませんが、

複雑奇怪なストーリー展開やキャラクター設定が難解ではないため、

SF小説が苦手な方や初心者の方にも抵抗なく楽しく

読めると思います。

訳者のあとがきでは、「ガールズ・スター・ウォーズ」と表現して

いますが、スター・ウォーズシリーズとはまったく違う作品だと

自分は感じています。

少女の成長だけでなく、これからの人類の未来のあり方、AIと

どう共存していくのか。

単純な様で色々と考えさせてくれる作品だと感じます。

 

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イヤミスの女王の作品

2020-09-21 20:16:49 | ミステリー

ミステリ小説 第一弾は、イヤミスの女王の作品です。

インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

著者:真梨幸子

徳間文庫 2012年11月15日 初刷

 

月刊グローブ編集部にかかってきた電話は、男女五人を凄絶なリンチの果てに殺した罪で

起訴された下田健太。

その母親から独占取材に応じるというものだった。

茂子は稀代の殺人鬼として死刑になったフジコの育ての親でもあった。

茂子のもとに向かった取材者たちを待ち受けていたものは・・・・・。

 

読み終わった感想は、やっと「殺人鬼フジコの衝動」のモヤモヤが解けたということ。

そして、「殺人鬼フジコの衝動」を再読しようかな・でした。

再読するなら、特別短篇「私は、フジコ」が同梱されている

「殺人鬼フジコの衝動 限定版」を読みたい。

何だかまんまと著者の仕掛けにハマってしまった感じ。

人気真っ盛りの時なら手に入りやすかったもしれませんが、

約8年経った今、手に入れるのは難しいかな。

自分は天邪鬼なので人気が出ている時に読まない主義で、

少し寝かしてから読むため、限定物が手に入りずらいのがたまに傷。

自分なりのフジコのイメージがあるので、

フジコ役の尾野真千子さんは、好きな女優さんだんですけど・・・・・

ドラマ化した「フジコ」は、残念ながら観てません。

「私は、フジコ」が手に入り読んだ後に観るかもしれませんが、

まだ当分先になりそうです。

 

真梨幸子さん作品は、この2作品しか持っていないので他作品も読んでみようかと思っています。

特に読んでみたい作品は、三匹の子豚。

 

 

 

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記念すべき一冊目は

2020-09-12 21:06:33 | SF

この記念すべき一冊目は、何がいいかなと悩み続けましたが

SF小説で、作者のデビュー作という結論になり、

本棚を物色した結果。

山田正紀さんのデビュー作

『神狩り』

ハヤカワ文庫 2010年4月15日 発行

新装版です。

情報工学の天才、島津圭助は謎の《古代文字》を調査中に落盤事故にあう。

古代文字の解明に没頭した島津は、それが人間には理解不能な構造を持つ

ことを突き止めた。この言語を操るもの

それは神なのか。

人間の営為を覆う神の悪意に気づいた島津は、人類の未来をかけた壮大な

戦いの渦に巻き込まれてゆくのだった。

 

1974年にSFマガジンに「神狩り」が掲載されてデビュー。

山田正紀さん曰く、1978年に角川文庫から発行された「襲撃のメロディ」が

SF同人誌「宇宙塵」で先に発表しているので、「襲撃のメロディ」がデビュー作

になるのではとあとがきに書いていますが、作家として活字化されたのは

「神狩り」が先。

なのでデビュー作として紹介させていただきます。

スケールの大きさに驚くとともに、21世紀に生きている人間が読んでも何も

古臭さを感じさせない作品です。

「神狩り」は、シリーズ三部作の第一部で、「弥勒戦争」「神々の埋葬」が

シリーズ作品としてあります。

「弥勒戦争 新装版」は、近日中に手に入るので読むのが楽しみでなりません。

「襲撃のメロディ」も気になります。

 

こんな感じで定期的にブログを更新していく予定です。

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