松田洋子のアトリエ絵リアル

松田洋子(マツダヨウコ)の絵画創作活動軌跡 ~ときどきポエムも登場します~☆⇒「麻生洋乃のライティング詩リアル」で検索

舞台衣装を着た「民藝」の女優さんを描くデッサン会

2012-05-28 09:41:17 | 美術

麻生区文化協会主催、恒例のデッサン会が、5月27日(日)午後、麻生市民館大会議室で開催。

今回は50名の参加。参加者の皆さんはほとんどがこの催しへのリピーター。毎回このデッサン会を楽しみにされておられます。

モデルの女優さんは飯田遠(おん)さんと斉藤詩織さんのお二人。

飯田さんは、「静かな落日」の桃子役。舞台衣装は清楚な良家の少女が読書する姿。

斉藤さんは、「思案橋」に出演された。舞台衣装は手ぬぐいを姉さんかぶりにし、野良着姿でざるに盛ったカブの束を抱えた姿。

会場はいつも真剣にデッサンする参加者の熱気に包まれました。

参加者のレベルも年々アップ。これを見るのも楽しみのひとつです。

それぞれが個性的なタッチで舞台や女優さんの内面まで、さぐるように描いていました。

この日の作品またはこれを基にした作品は、来年新百合21ホールで開催する「アルテリッカ美術展」に出品できます。

 

 

 


いま、生きている…

2012-05-24 23:04:04 | 美術

22日お通夜、23日、告別式に参列しました。

「いま、生きているわたし…」と、わたしでない人のお葬式の中で思いました。

なくなった人は、わたしが中学生の頃にうちが保育所だったときに、3人の子どもを預けて、奥さんと共働きをしていた男性です。まだ74歳。平均年齢でいえばお若い歳です。20年前に大病をし、それ以来ご家族の支えとともにしっかりと生きてこられた方です。もちろん、奥様の愛情がいちばん大きかったのだと思いますが。奥様と母は、ときたま会うこともあったようです。

お葬式に、わたしも行きましたので、その、奥様と娘さん2人と息子さんに会うことができました。娘さん2人は、わたしが美大生だったときに開いていた絵画造形教室にも通ってくれていました。あれから三十数年経ったのに、下の娘さんはわたしをみるなり、「洋子せんせい!」と呼んでくれました。お葬式でしたがちょっと感激でした。彼女は、中学生をはじめとする3人のお母さんになっていて、それはたくましいお母さんぶり。ほほえましく嬉しかった。

お骨も拾わせていただきました。のど仏も見ました。のど仏は、ほんとうに仏様の姿をしているのですね。そのときまで、知りませんでした。お骨になった美しいのど仏…人は仏様になるというけれど、その意味がなんとなく納得できました。そののど仏に心から手を合わせました。

悔いのない日々を過ごしたいと、あらためて思いました。

「いま、生きている」

明日はわからないのだ。

好きな人には、好きだといいたい。

会いたい人には、会いたいといいたい。

いまだから、言えることがある。

 


相模原・藤野地区の里山~芸術家も多い!

2012-05-20 10:04:55 | 美術

わたしが、将来は田舎で画を描いて暮らしたいと言ったら、その人は、藤野に芸術家が多く移住しているという話をしてくれた。

本日5月20日の朝日新聞川崎北部版の記事を見て、このことだと思い、関心が膨らんだ。

ここでは、人口の約半分が移住者であるといわれている。

新宿まで電車で約1時間。都内に通うのも無理のない山里。

記事によると、藤野駅から車で約10分のところに、4家族(計10人)が5軒長屋を建てたそうだ。長屋を設計したのは、4家族の中の1人で国立市の設計事務所にそこから通う男性である。

朝は鳥の声で目覚め、窓を開けると里山の風景が広がる土地。

今、わたしがすんでいるところも、30年ほど前はそんな場所だった。

朝、鳥の鳴き声で目覚めることも、たまにはあるけれど…。見渡すかぎり、集合住宅だらけに。

といっても、ウチも古い集合住宅。あのころは、目立つ集合住宅は駅前とウチくらいでした。ただ、記事によると藤野での物件は、今あまりないみたい。

ここは、太平洋戦争末期、藤田嗣治らが疎開していた歴史があり、2005年にシュタイナー学園が開校し、独自の教育を求めて、80世帯350人が移住したという。

芸術団体に登録しているここの住民は400人もいるという。その家族を含めると約1000人だそうで、何か企画してやれば、かなり魅力的なことができそうな地域だ。

 


ピンクのバラのような人に、少年のようだといわれた…?

2012-05-16 23:11:53 | 美術

その人は、わたしがもっていないものをたくさんもっていて

だからかもしれないけれど、会ったときから好きになりました。

きょう、久しぶりに会いました。

小柄なからだだけど、きりっとしていて、バラの香りがするような人です。

バラの中でも、淡くないピンク色の、しっかりと養分を吸い込んで咲いたバラのような人です。

その人は、黒と白の柄のワンピースに黒いカーディガンを羽織り、かわいらしかった。

わたしは、腿のあたりが履いているうちに自然に破れた洗いざらしのブラックジーンズにTシャツ。Tシャツは茶がベースで、インディアンの羽のプリント。羽織っていたのは、夏の濃いグレーのジャンパー。

運動不足で少し太ってしまったわたしは体形をごまかすために、ブーツカットのジーンズを選んだ。脂肪がついてしまったおなか周りの肉を意識しながら、その人を「かっこいいな、すてきだな」と差し向かいで話をしながら思っていた。

とても本気とは思えないけれど、そんなわたしをその人は「少年みたい…」と、会話のどこかで確かに言った。

聞き間違いかもしれないけれど、そう聞こえた。

ほんとうは、「少年みたいに」、若いとき、なりたかった。

かわいいより、かっこよくなりたかった。

それはいまでも変わらないけれど、まさか冗談でも「少年みたい」と、

この歳で言ってくれる人がいるとは…。

それだけで、きょう、わたしはご機嫌で、にこにこ笑っている。

 


国展~国立新美術館

2012-05-14 22:23:18 | 美術

麻生区美術家協会には、国画会所属の作家が4人いらっしゃいます。少なくとも、この4人の作品だけはしっかり観てみようと、会場を忙しく静かに駆け回ることになりました。

昨日の午後、母の日でもあり、予定が立て込んでいましたが、国展だけは見逃したくなかったので、超特急で国立新美術館に走りました。(もちろん、美術館では歩きました)

国展の作品は、1Fと2Fと3Fに展示してあるので、けっこうたいへんでした。1時間を予定していましたが、結局30分オーバーしてしまいました。

国展の面白さは、作家の作品にかけるイメージがはっきりしているところです。実に気持ちがよいです。ひとりひとりが、他人のまねごとはせず、しっかりと自分の世界を築こうと努力し、前に進もうとしている。まだ見えない世界に挑もうとしている、そんな作家が多いのではないかと思いました。

 


草間彌生 永遠の永遠の永遠

2012-05-13 09:32:24 | 美術

「草間彌生 永遠の永遠の永遠」は、埼玉県立近代美術館で、5月20日(日)まで開催しています。

草間彌生は、1929年、長野県松本市生まれ。10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに幻想的な絵画を制作。
57年渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表する。
美術作品の発表を続けながら、小説、詩集も多数発表。
2009年文化功労者に選定される。11年5月より大規模な海外巡回展を開催中。(以上、展覧会チラシより)

● 久しぶりに北浦和公園内にある埼玉県立近代美術館に行ってきました。
  埼玉県立近代美術館は、JR京浜東北線北浦和駅から徒歩3分。
  天候が不安な週でしたが、この日はよい天気でした。
  北浦和公園のベンチには憩う人々がゆっくりと目に入ってきました。
  ひたすらフルートを吹き続ける若い男性がひとり…???

● 美術館全体が、まるごと「草間彌生」だったので、「ひゃーっ!」という感じです。
  派手な水玉模様が、ここかしこに踊り続けていました。
  彌生(やよい)ちゃんの世界に、この時間だけはどっぷりと浸かることができました。

● ミュージアムショップで下のグッズを買いました。
  きょうの母の日のメッセージに、さっそく使おうと思います。(やよいチャンと母は80代ですからね!)


信州の4日間★大町と原村

2012-05-06 09:44:22 | Weblog

GWは、絵を制作する予定でしたが、急に家族の信州行きに同行することになり、
4日間、絵画制作とブログをほったらかしにしていました。

大町では天候さえよければ、常念岳を中心に美しい北アルプスの雄大な山並みが見えるのですが…残念でした。

大町には昔家族が住んでいた家があります。その家の掃除や庭の手入れを手伝ったり、

同行した家族の食事の支度や後片付けなどの家事を楽しみました。

また、晴れ間があったので、近くの農耕地帯をぶらぶら歩きながら、田植えを観察したり、土筆を摘んだり、田園をスケッチしたりして過ごしました。

久しぶりの、のどかな時間はいっとき、子どもにもどったような気分でした。

諏訪にある原村では、ペンションに泊まりました。地元の野菜を使った洋食がとても美味しかった!セロリの味は絶品でした。

白身魚のムニエルやビーフステーキなどの洋食に、地酒も合いました!(事前に同行者が、ペンションに地酒を注文していました) 

「舞姫」と「真澄」をテーブルに並べて、一行(6名)はごきげん!

昨日5月5日は晴天で、北アルプス、南アルプスなどの山々が同時に眺望できるような地点にも立ち、富士山の美しい姿も見ながら帰路につきました。

心身ともに、リフレッシュし、きょうからまた日常の生活(?)にもどっています。

 

★ 田植え前の田園のスケッチ