星（コラム感想６）

(このエントリーは、「阪神Ｖデイリー」にて掲載中の、阪神タイガース狩野恵輔選手のコラム
「狩野恵輔の山あり谷あり」について書いています）

　2009/12/11更新の第６回目の題名は「赤星さんの引退」。

　この回の感想だけ１年後に先延ばししたらアカンかな？
いや、無しですね。今しか書けないことがあると思うし、何よりもっともっと辛いはずの
選手達がしっかりと現実と向き合って、その辛さを乗り越えようとしているんですから。

　赤星選手と狩野選手は、2人とも2000年のドラフトで選ばれての入団。会社で言う「同期」です。
このオフにスワローズにＦＡ移籍した藤本選手も、その一人でした。藤本選手の移籍が決まった
時もすぐにそれを思い出したくらいなので、今回も「狩野選手も寂しいだろうな」というのがまず頭に
浮かびました。

　同期入団とはいえ、年も離れていますし、狩野選手が2軍で基礎からきっちり鍛えられている一方、
赤星選手は入団後すぐに1軍で大活躍。仲間でもあり、頼れる先輩でもあり、活躍する姿は憧れでも
あったでしょう。何より、野球に対する真摯な姿勢、特に研き抜いた走塁技術を駆使してチームの
勝利に貢献する姿はお手本であり、勇気と希望を体現する、まさに輝く「星」そのものだったと
思います。

　狩野選手の赤星選手への思い、赤星選手から狩野選手への言葉。これはこのコラムで、
狩野選手自身の文章で読んでみて欲しいです。私は、読んでいて身の引き締まる思いがしました。

　赤星選手の引退は本当に寂しい。でも、赤星選手と共に戦ってきた選手達は、これからも自分の
胸にそれぞれの「星」を抱いて、戦い続けていくのでしょう。
その星の輝きに負けないくらいの、強い強い決意を持って。

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