浅田さんは面白い作品が多くたまに声をだして笑ってしまうものもある中でこの作品はちょっと違うものでした。
特に気に入ったのが「解説 吉野仁」さんのもの。
幸せとは、懐かしさのなかにあるのではないか。ときおりそう、感じる。
人はだれしも生きてきた土地と時代に無縁ではいられない。
家族という血縁から逃れられないように。そのために、自分の思い通りに生きられず苦しみばかりを味わってきたという人は多いかもしれない。
(略)
無心になって過去を振り返ると、その時には気づかなかったかけがえのなさと親しみを覚える事がある。懐かしく思い始めるのだ。
そしてまた、辛苦や悔恨の情が深く刻まれた思い出ほど、いま自分がここにいることを強く感じさせるだろう。
楽しさや悲しさといったひとつの気持ちから生まれる幸福感や不幸感ではなく、もっと複雑で矛盾した「懐かしさ」こそ、生きている証しとなる感情といえるかもしれない。(一部抜粋)
ん~~上手く解説するな~~。
父と子の物語です。なんかジ~~ンとくるお話でしたよ。
実は私も父に対してずっと嫌悪感を抱いてました。兄が結婚をする時、私は自分の戸籍謄本からず~~っと過去を解いていった事があります。
その時に知った父の過去。父からは激昂されましたが私はその時から父を認め知りました。
父が他界した時、走り書きの日記のようなものが見つかりました。その時も自分で気付けなかった父の愛、苦悩をまた知り得る事となりなんとも言えない気持ちになりました。
先月、東京で地下鉄を利用した時この地下鉄で父の過去へ行けるのかしら。。。もっと過去を知ってみたいなと思うのですが父は孤独な身の上です。父を知るにはこんなメトロに乗るしか術はないと思います。
過去を知る事は大事なことなんだと感じさせた小説でした
特に気に入ったのが「解説 吉野仁」さんのもの。
幸せとは、懐かしさのなかにあるのではないか。ときおりそう、感じる。
人はだれしも生きてきた土地と時代に無縁ではいられない。
家族という血縁から逃れられないように。そのために、自分の思い通りに生きられず苦しみばかりを味わってきたという人は多いかもしれない。
(略)
無心になって過去を振り返ると、その時には気づかなかったかけがえのなさと親しみを覚える事がある。懐かしく思い始めるのだ。
そしてまた、辛苦や悔恨の情が深く刻まれた思い出ほど、いま自分がここにいることを強く感じさせるだろう。
楽しさや悲しさといったひとつの気持ちから生まれる幸福感や不幸感ではなく、もっと複雑で矛盾した「懐かしさ」こそ、生きている証しとなる感情といえるかもしれない。(一部抜粋)
ん~~上手く解説するな~~。
父と子の物語です。なんかジ~~ンとくるお話でしたよ。
実は私も父に対してずっと嫌悪感を抱いてました。兄が結婚をする時、私は自分の戸籍謄本からず~~っと過去を解いていった事があります。
その時に知った父の過去。父からは激昂されましたが私はその時から父を認め知りました。
父が他界した時、走り書きの日記のようなものが見つかりました。その時も自分で気付けなかった父の愛、苦悩をまた知り得る事となりなんとも言えない気持ちになりました。
先月、東京で地下鉄を利用した時この地下鉄で父の過去へ行けるのかしら。。。もっと過去を知ってみたいなと思うのですが父は孤独な身の上です。父を知るにはこんなメトロに乗るしか術はないと思います。
過去を知る事は大事なことなんだと感じさせた小説でした