虹パパの日記〜「きれいなおじさんは苦手ですか?」〜

【小説】日の丸恵之助(ひのまる めぐみのすけ)物語〜その10〜

野球大好き少年で、
中学校時代は軟式野球部に所属、ど緊張でガチガチになり、
本番にめっぽう弱い恵之助(めぐみのすけ)でしたが、

「高校生になったら硬式野球部に入りたい」

と周りには言っていました。

しかし、通学に片道1時間30分かかり、
ほぼ毎日朝練がある硬式野球部。

恵之助は、
自分の野球の実績にも自信がなく、
「朝練があるから・・・」という言い訳を自分にして、
硬式野球部に入ることは諦めていました。

ただ、恵之助の中で帰宅部という選択肢はなく、何かしらの部活には入ろうと迷っていました。

そこへ、

「朝練なし!
「週休2日制!」
「麦茶飲み放題!」

という売り言葉で勧誘を行っている部活動がありました。

恵之助が高校生時代に
運動部で水が飲めるというのは、超革新的でした。

しかも
朝練がなくて、水曜日と日曜日が休みだってさ。
未経験者も多いだろうね

と、親友・春(はる)と一緒にハンドボール部へ入部することに決めたのでした。

ただし、「週休2日制(水曜日・日曜日休み)」には米印の但し書きが小さく書いてあって、

「試合や練習試合の場合は除く」と。

そんな不埒な理由で決めたハンドボール部入部でしたが、

春は左利きの「逆45度」
恵之助は右利きの「正45度」

という左右のエースポジションを担うことになるのでした。

有り余る生命エネルギーを、恵之助は部活動にぶつけることはできるのだろうか。。。。。

つづく。

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