NPO法人大雪山自然学校 旭岳自然保全員ブログ

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【大雪山国立公園・旭岳情報】 野鳥観察はマナーを守って

2019年06月12日 | 大雪山国立公園旭岳・天人峡情報

【日付】2019/6/12 (水)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】曇りのち雨
【気温】~9℃
【風速】~6m/s
【積雪】残雪あり

本日も霧が凄く、白内障になったらこんな感じだろうかと思いながら、園内を巡回致しました。
本州では、紫陽花の綺麗な季節でしょうか。
ここ
旭岳においても、雨水を含み一層綺麗な高山植物たちが、見所の1つとなっております。

旭岳が6合目辺りまでしか見えなかったので、雪解けが進み姿を現してきた鏡池と共に、可愛い雪だるまをパシャリ。

近年、野鳥撮影を趣味とする方が増えてきております。
野鳥が日本文化に根付いているのはきっと昔も今も、身近な野生動物として人々に愛されてきたからではないでしょうか。
その一方で、問題行為も目立つようになりました。一人一人が、マナーを守って頂けると幸いです。
野鳥の追い回しや、環境改変等は行わないようお願い致します。

【ビンズイ Anthus hodgsoni】

【ノゴマ Erithacus calliope】

撮影ポイントとなっている場所から離れた場所に、つがいが仲良く餌探ししていました。
旭岳のアイドルも、たまには人気のないところでゆっくり過ごしたくもなるのでしょう。

【ギンザンマシコ雌雄 Pinicola enucleator】

シーズン始まってから、ほぼ毎日お目にかかるこのお方。おそらく、同一個体です。
ビニール袋の音に反応しました。
カラスの警戒音を流しても、特に気にする様子もなく。これは、対策に燃えますね。

鳥類はペリットと言われる、未消化物を吐き戻す行為をします
本日、私の目の前でこのお方ペリットしました。
内容物を確認させていただきました。鳥のヒナの残骸でしょうか、それが大半を占めておりました。
少量ですが人間の食べ物らしき物も確認しました。

【旭岳自然保護監視員:社本 麗南】


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