前々からケンカになると別れ話になっていた。痴話喧嘩が頻繁にあるので恒例行事になっていたのだが今回は様子が違った。
「誠意をみせて」嫁様が言う。
「金だろ」俺は言う。
「そんなんじゃない!上下関係だ、力だ、金だ。そんなのばっかり!そんなじゃ幸せになれない。」
涙ぐんで嫁様は言う。
そして俺は嫁様をみて涙ぐむ。
「俺だって昔はそんな意識しなかった。ここに来るまで意識するようになった。」
嫁様が言うように、そうゆうのばっかり意識してても幸せにはなれないみたあいだ。
幸せに思えたのは母の日に競馬場への「一万円デート」帰りにカレー食べて帰って来た。
こうして思いおこすと憐憫の情が湧いて来るけど、今回ばかりは二人だけの問題に留まっていないので雲行きは怪しい。
事実婚日記も終ってしまうかも。
嫁様は明日帰ると言っている。