説明
内容紹介
既存のマーケティングのフレームでは語られることなく説明の難しい現象が、私たちの身近で日々、起きている。
ネット上の「釣り広告」「ステマ」、リアル世界での「ホストクラブ狂い」「後妻ビジネス」、一向になくならない「振り込め詐欺」……。
こうした現象がなぜ起きるのか? 言い換えれば、「なぜ脳がハマってしまうのか」。
「悪を知らずして悪を止めることはできない」を合言葉に、2人のプロフェッショナルが「ブラックマーケティング」の解剖と対策に挑む!
悪徳商法や犯罪スレスレの商法以外にも、人々を熱狂させた「AKB商法」等のビジネスモデルまで幅広く扱うことで、ヒトの脳のだまされやすさを痛感し、自分の消費行動を振り返る!
・焦りにつけ込む「残り2点、お早めに」の効果
・タイムセール…人は「できるのにやらなかった」ことを後悔する
・衝動買いと「考える買い物」では、脳の機能部位が違う
・出会い系アプリ、「だまされるほうが悪い」と言い切れない理由
・ブームに乗るのは「脳の省エネ」
・「何かに頼りたい人」と霊感商法
・ソシャゲの罠…「タダ乗り」では楽しめないプログラム
・ギャンブル依存と浮気性の共通点
・日本は詐欺師天国?
・「これさえあれば」と思わせる実演販売の威力
・だまされやすい人は「カモ遺伝子」を持っている?
――私たちの脳は、無意識に「その気」にさせられて、何かが欲しくなったり、何かをしたくなったりすることが現実にたくさん起こっています。(序章/中野信子執筆 より)
――これまでのマーケティングは、キレイゴトしか扱っていない「よい子のマーケティング」ではないか。(終章/鳥山正博執筆 より)
内容(「BOOK」データベースより)
「送料無料」で得をした気になってはいけない。愛情や帰属意識を利用する「オキシトシン商法」とは?ギャンブル依存や悪徳商法にハマらないためのナレッジ。