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鍵泥棒のメソッド

2014年01月23日 | (か行)の映画

2012年9月15日 公開
監督・脚本 内田けんじ

自己満足度 5点満点で3点

この人の作品なら、と
監督の名前で観てみようと思える数少ない監督さん。

コミックや小説の映画化が多い昨今の邦画の中で
オリジナルで頑張ってる。

基本、この方って人間がお好きなのね。
人間って、肩書きやら外見やらで
大きく見た目が変わってきたりもする。

ここに出てくるコンドウ(香川照之)がそう。
殺し屋という位置づけだったものが
終盤で単なる何でも引き受ける便利屋だと分かった瞬間から
単なる人の良い男へと変わっていく。

これ、ひとえにこちら側の見た目印象に過ぎない。

今作ではその上に演ずるということにも重きを置いている。
演じることでその人が変わっていく。
気の弱い売れない役者だった桜井(堺雅人)が
コンドウに成りきって演じる。
その瞬間、その筋の男へと変貌。

これも、ひとえにこちら側の見た目印象。

そんな心理をうまく使った作品。

今や向かう所、敵無し状態の堺雅人と
映画でもTVドラマでも使いまわされ続けてる香川照之
奇しくもこの二人は「半沢直樹」で共演しましたね。
サカマサ演じる半沢の復讐相手が香川でした。

ま、このお二人に関しては非の打ちどころがないわけですが
ワタクシ、この方、この役のキャスティングを
も~ちょっとどないかならへんかったんかいな、と思とりますねんけど。

はい、香苗役の広末涼子でございます。

それだけが残念でした。


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