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アメリカの黒人問題に思う

2020年06月05日 | 日記

このところのニュースで映し出されるアメリカの抗議デモと暴動。
あの国が400年前から抱える問題。

今の状況をキング牧師やローザ・パークスさんが見たらどう思うだろう。
この方たちが命をかけて自由の旗を掲げてから、今もなお何も変わっていないこの状況を。

最近見た映画の中では「グリーンブック」で驚いた。
あんなに紳士的で知的で才能のある方でも、黒人というだけで差別される。
もう60年ほど前も今も同じことが日常的に繰り返されている。

平和的に静かに抗議運動をしている人たちと、それに乗っかって暴徒に走る輩とは別の話。

これを見て私たち日本人はどうなのかと思った。
日本にもある差別。
アメリカの黒人差別ほどあからさまではないにしろ、むしろ日本のほうが陰湿だと思う人種差別。

そう、お隣の国、日本人とよく似た顔の人たちを空港建設などの労働力として連れてきたあの人たち。
俗に「在日」と呼ばれる方々への偏見と差別。
税金は取るくせに選挙権は与えない。

それだけではない。
なんと日本人は、同じ日本人に対しても身分の高低差をつけて低い身分の人間を作り出した。
今もひっそりと続くその人たちへの差別。

はたして自分は偏見の無いリベラルな人間だろうか?
もし娘がこの人と結婚しますと黒人の男性を連れて来たら・・・。
またはそれが白人男性だったら・・・。
いや、在日の方だったら・・・。
もしくは、その昔に"低い身分というレッテルを貼られてしまった家系の方"だったら・・・。

60年代の映画「招かれざる客」を思い出す。
知的でリベラルだと公言していた白人夫婦の娘が連れてきた結婚相手が、シドニー・ポワチエ演じる黒人男性だったという話。

人間は、自分の身に直に降りかかってきた時にどう対処するかによって真価が問われる。

ジョージ・フロイドさんのご冥福をお祈りいたします。





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