伊藤カイジ(藤原竜也)は数々の命懸けのゲームに勝利し、多額の借金を帳消しにした。
しかし、まさに人生の逆転を果たしたと思ったのもつかの間、1年も経たないうちに再び借金まみれの負け組になっていた。
カイジは再逆転をめざし、当たれば10億円以上を稼げるモンスターマシーン、通称“沼”に挑む。
裏カジノの若き支配人・一条聖也(伊勢谷友介)は、ただでさえ難攻不落の“沼”を、さらに絶対に攻略できないようにコントロールしていた。
実は一条とカイジの間には、驚愕の因縁があった。地上300メートルの超高層ビルの間に渡された細い鉄骨を渡るという命懸けのゲームで、渡りきったのが一条とカイジの2人だけだったのだ。
そんな最大最強のライバルである一条が支配する“沼”を攻略するため、カイジはそれぞれの理由でどん底の人生を送る負け組の石田裕美(吉高由里子)、坂崎孝太郎(生瀬勝久)、そして前作でカイジの行く手を阻んだ利根川幸雄(香川照之)と手を組む。
負け組4人は希望ある人生を奪回するため、命懸けで数々の究極のゲームに挑む。
(goo映画さんより)
2011年11月5日 公開
監督 佐藤東弥
原作 福本伸行
劇場鑑賞
自己満足度 5点満点で4点
1に勇気 2にド根性 3に覚悟だ!カイズィ~。
公開から1か月も過ぎての鑑賞となりまして。
前作もちゃんと観ていて確か面白かったと思ったんですが、今作は2だしもぉスルーしようかと思っていたんですけど、なんとなくやっぱ観ておこうおかなと。
これから年末年始は、お子様がウヨウヨする劇場には近づきたくないので、今の時期の空いてる間に劇場鑑賞をと思い立ったわけです。
うん!面白かったです。
今作はシリーズの中でも最も人気のあるエピソード「欲望の沼」がベースだそうですが。
なによりストーリーが分かりやすくて良いよ!
博打は勝つか負けるかですからね、負けたらあっさりライオンのエサになるとか・・・ね。
相変わらずチカラの入ったセリフまわしの藤原竜也ですけども、今作は彼以上に目立っていたのが伊勢谷友介でした。
こんなにまでチカラ入れてセリフ言う役ってこの人には珍しいんじゃないかと。
しっかし、カイジ君は懲りない人だ~。
せっかく命がけで地下労働から解放されたのに1年もたたずに舞い戻るとは・・・。
あらら、原発反対運動で事務所も辞めたあの山本太郎が前作に続いて出てたよ。
なるほどねぇ~、難攻不落の"沼"の攻略方法が結局はどんどん球を打つことだったとは。
ま、それも傾斜角度を見破ったカイジの作戦勝ちだったわけだけど。
最後の手段は、空気を送って球が入らないようにするなんてセコい!
にしても、ビル自体を傾かせるっつーあり得ない大がかりな攻略方法で、しかもそれを原始的なやり方で・・・。
今作は"仲間"というのがキーワードになってましたね。
どこまでも仲間を信じるカイジに対して、やっぱり利根川(香川照之)って根元は変わってなかったね。
"3"もあるっぽいよね。
カイジのダメっぷりが見たいのであったらまた観るよ。