キャロットCのヴァルガリスが、浅屈腱炎にて引退する事になりました。
ヴァルガリス(アグネスタキオン×ライラックレーン)牡4歳(1-0-1-9)小野次厩舎
17日にエコー検査を行った結果、両前脚に浅屈腱炎を発症していることが判明しました。「最初はそこまで症状が顕著になることはなかったのですが、日が経つにつれて右前脚に腫れと痛みが出てきたので、あまりいい状況ではありませんでした。そのことから本日診療所にてエコー診断を受けたのですが、残念ながら屈腱炎を発症していて、念のために見たところ右だけでなく左前脚にも炎症が見つかりました。大きいところで、左脚は8パーセント、右脚は46パーセントほどの損傷が判明しました。これまで脚元のチェックは入念に行っていたのですが、前兆らしきものは見られませんでした。しかし、パーセンテージの大きさからするとレースなどでのダメージが中でこもっていてミスステップか何かをキッカケに表面化してしまったのだと思います。血統馬を預からせていただきましたし、ウチでの初戦はいいところを見せてくれた馬でした。何とか復活させてあげたい、会員の皆様に喜んでいただきたいという一心でやってきたのですが、このようなことになってしまい誠に申し訳ございません」(小野次師)転厩初戦でまずまずの走りを見せてくれたことから、また何とか頑張ってくれるだろうと希望の光が見えたところでした。しかし、見えない部分にダメージが蓄積されていたようで過度な負担がかかったのをキッカケに屈腱炎を発症してしまいました。症状が大きいこともありますし、小野次郎調教師と協議を行った結果、現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。
今後の馬生に幸あれと願うばかりです。 お疲れさまでした。