中倉山2015/11/16
2015/11/16日光市の足尾山塊「中倉山」を歩いた。
先週末が悪天で中止になり、好天を逃すまいと気楽な一人旅とした。
銅(あかがね)親水公園に駐車し公園を横切る。仁田元川にかかる鉄橋を渡り、尾根の突
端から取り付いた。朝日を背中から浴び、初っ端から急登に大汗を流す。真正面に見える
イッポンの木を目印に、尾根右手に張ってある鹿除けネット沿いに上がった。P1017を過
ぎると50mほど下降する。鞍部のとんがり小岩峰の通過がまず一つの難所だ。岩峰を回り
こんでの通過は不可能だ。ガリ-を横切るのも慎重に対処したい。20m位下降して安定して
いる場所を見つける。足を乗せるとガラガラと落石が起こり肝を冷やした。難所を超える
と、しばらく左右に展望のきく稜線漫歩が楽しめる。このヤセ尾根稜線には目立つ木々の成
長はない。浸食が進んでいるのがはっきり分かる。不安定な岩稜地帯で、左右に切れ落ち
るその姿は低山の趣などは全くない。特にP1146までの100m強の登りは、滑落の二文字
が頭をよぎった。標高差が750m位であるが急登の連続である。アルペン的な山容でありク
ライミング感覚の岩登りが続く。
最後の詰めがこれまた急登で、地面が顔に着くような感じだ。幸いナツツバキが群生してい
るので、木々に捕まりながらの登りとなった。右から入る小尾根と合流すると、傾斜も緩み
山頂も木々越しに見えるようになる。プラト-を5分も歩けば山頂に立てる。
平日とあってか人の姿はない。北側には男体山が優美な姿を見せる。西に体勢を変えると、
両毛尾根の縦走路が走り、その南端には皇海山の豪快な山頂がが見える。
遠くで鹿のなく声が響く。下山は少し戻りP1499手前から右へ折り、沢コ-スで下山した。
[コ-スタイム]
銅親水公園駐車場7:40-P1017m8:34~44-1080m9:35~45-1350m10:50
-中倉山1530m11:08~50-林道12:28-銅親水公園駐車場13:10