4735.~工作、作品を通して~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「夢中になって」(6月18日)
おはようございます。Elephas相模原教室の北村です。
先日、小学3年生のTさんから授業中に
「トラックの工作作りたい!」と言われました。
準備をしてその翌週、ピンク色の画用紙を選んだTさんと一緒にトラックを作り始めました。
得意な絵で運転席や荷台に絵を描いていきます。
ナンバープレートやライトも自分から付けていきます。
Tさんの頭の中に作りたいトラックのイメージがしっかりあって、それに向かって一生懸命なことが伝わってきました。
2週に渡って完成したトラックを嬉しそうに持ち帰る様子にこちらも嬉しくなりました。
お母さまから、
「家でもずっとトラックのことを話していました」と伺いました。
今回、ご本人からリクエストされるまで、
「女の子だからトラックなんて興味ないだろう」「まだTさんにはこの工作は難しいだろう」と講師が勝手な思い込みをもっていたと気付きました。
エレファースに来たばかりの一年前から見ると絵や道具の使い方がとても上手になっていました。
「大好きなことだから、夢中になって上達したんだなぁ」、とつくづく思います。
今はまだお勉強で、「嫌だーやりたくないー」と言うこともありますが、
苦手なことも夢中になって楽しく感じてもらえるように、講師としても“頑張りたいな“と思わせてもらった出来事でした。
◇ワンポイント・メッセージ
Tさん、思いのこもったトラックが完成したようですね。運転席や、荷台にはどんな絵が描けたのでしょう?何を運ぶトラックなのかな?子どもにとって作品には、自身との関連付けがあり、そこには独自のストーリーも生まれます。Tさん、Tさんのピンクのトラックで、楽しく遊んでくださいね。作品を通して、心が育ちます、言葉も育ちます、場面やストーリーを創り出す構想力も育ちます、すばらしい営みですね。