「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
今週のE・Blogは「可愛い笑顔」(6月20日up)。今週も、迷いました。みなさまは、いかがでしたでしょう。
「可愛い笑顔」、と聞くと幼児を連想しがちですが、これは中学3年生のとてもまじめな生徒さんのお話でした。
このブログから、かつて学んだ「ずれによる創造」という観点がよみがえってきました。
ひとりの子どもを決めつけない。子どもには様々な面があります。まだまだ知りえない部分がたくさんあるのです。
たとえ小さなことでもひとつの意外な面に気づくことで、その子どものこれまでとは異なる点が面となって広がってきます。
そのことによって、これまで理解できなかったことが読めてきたり、新たな可能性が感じられたりもします。
先日ある生徒さんの課外活動の写真を見る機会がありました。
時折、乱暴な言葉が出たり、適切ではない行動があったりするそうですが、実に生き生きと良い表情をしています。
その日の感想も、「全部楽しかった」とのこと。この感想は、適当に答えておけばイイや、といった投げやりのものはないと
思われます。経験から、そのあたりのことは直観でそう感じます。
同じ一人の生徒さんに対応するときに、問題となる行動からアプローチするか、またはすばらしいと感じる面からアプローチ
するかによって、結果は大きく異なってきます。
pygmalion effect (ピグマリオン効果)
教師の期待によって学習者の成績が向上することである、と解釈されています。言葉の由来は、
「キプロスの王ピグマリオンが自分で彫った象牙(ぞうげ)の乙女像を愛し続けた結果、乙女像が本物の人間になったという
ギリシア神話にちなんでこうよばれる。」(Yahoo!百科事典)とありましたが、
”期待する”というのでは少々ネガティブであり、ピグマリオン王ほどの力が感じられません。期待するというよりも、その
子どもを「良し」と確信すること、心からそう思えること。象牙を生身に変えるほどの力。そこから、教育は始まります。
あの写真には、その生徒さんの内側にある何かすばらしものが感じられたのです。。
発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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