4765.~色、視覚的サポート~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「赤と青を合わせると緑だね」(7月23日)
おはようございます。Elephas津田沼教室の千山です。
D君と足し算の学習をしています。
プリントの左側に羊が3匹,右側に1匹描いてあります。
その下に、⬜︎+⬜︎=⬜︎と書いてあります。
D君は最初、左の羊を数えて左の⬜︎に3と右の羊を数えて右の⬜︎に1と書きました。
なので、真ん中の⬜︎には何と書けばいいかわからなくて困ってしまいました。
そこで、左の羊を赤で囲み左の⬜︎も赤で縁取りました。
右の羊は青で囲み真ん中の⬜︎を青で縁取ります。
そして、赤と青の外側から全部の羊を緑で囲み、右の⬜︎を緑で縁取りました。
赤の数は赤い⬜︎に、青の数は青い⬜︎にというだけでなく、
「赤と青を合わせると緑だね」とか、
「緑の羊、全部で何匹かな」など足し算を意識して声かけをしました。
繰り返すうちに、色で囲まなくても足し算の式を完成させることができるようになりました。
これからもっともっと足し算の練習をして、計算力をつけていって欲しいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
視覚的なサポートで理解を促した好例ですね。特に色には、情報を与える大きな効果があります。羊に限らず、足す対象が何に変わろうとも、「赤+青=緑」のスタイルが定着したようですね。今では、色のサポートなしでもたし算OKとのこと、すばらしいですね。足し算を楽しんでください!