4870.~心理を推察~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「初めてのプログラムにも…」(11月22日)
おはようございます。Elephas 西国分寺教室の小川です。
Aさんは来室の際、いつも元気に、
「宿題やってきました~!」と真っ先に講師にファイルを手渡します。
講師は「どれどれ、難しかったところはどこかな?」と声かけし、見直した後に当日の授業を開始していきます。
Aさんの課題は、初めて取り組む授業プログラムに対して、不安な気持ちを取り除き、普段通りの学習態勢を維持することです。
新しいプログラムに取り組む際は、「問題数は少なく」、「プリントは大きく」、「具体物を使った作業から」、
また、「普段よりもゆっくりとした声掛け」でAさんの反応を確認しながら慎重に進めていきます。
そして、頑張って取り組んだ時には、
「できたね~!よく頑張ったね~!また次も取り組んでみようね!」と声掛けし、達成感を一緒に分かち合います。
状況によっては、途中で取り組み慣れたプログラムに切替え、あまりストレスがかからないようにしています。
最近では、徐々にではありますが、初めてのプログラムにも落ち着いて、取り組もうとする姿勢が見られ、
Aさんの成長と頑張りがうかがわれ、講師としてとても嬉しく感じています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
SEOLEOのElephas と朗豊ゼミナールは、何れも発達の特性を活かした個別指導を実践する教室です。初めてのプログラムに対して苦手意識を持つ生徒さんは少なくありません。そこで、講師は生徒さんの心理を推察しながら、方法を練り、アプローチします。アプローチの仕方は、生徒さん一人ひとり、微妙に異なります。ここが、講師の腕の見せどころ。講師も真剣です、しかし心理的成長を期待してどこか楽しみながら。講師にもその気持ちのゆとりが大切なのです。