3280.~文字を書く~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「丁寧に」(10月14日)~
おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。
10月も半ばとなり、あと3カ月もなく今年も終わるのかと思うと少々焦りを感じています。しかしながら、4月から運動会、遠足等の行事を終え、暑い夏を乗りきり、着実にたくましくなっていく生徒さんの姿を見て成長を感じ、講師としても嬉しく思う今日この頃です。
生徒さんの中には字をなかなか綺麗に書けず、せっかく答えは合っていても○がもらえないことがあります。字を綺麗に書くことが苦手な場合、字を書くたびに注意をし続けるとやる気をなくすのではないかと危惧します。しかし、そのことで点をもらえないのは生徒さんもかわいそうです。
そこで、たくさんのプリントをするのではなく、1枚のプリントを丁寧に仕上げることに取り組みました。A4の紙1枚に、その月に学習する内容を複数の教材から選び出し、授業毎にプリントを用意しています。1枚の紙に予習復習の内容を盛り込むことでシンプルな教材ができます。
生徒さんにも分かりやすく、かつ綺麗な字を書くことを意識しやすそうです。
お一人ずつ課題がありますが、講師としても工夫をしながら、授業が充実するように日々心掛けています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「たくさんのプリントをするのではなく、1枚のプリントを丁寧に仕上げることに取り組みました」、良策ですね。子どもの文字は、“綺麗な字“でなくとも、”一生けんめいに書いた文字“である、ということがよくあります。教室には、まだ巧緻性が充分に備わっていない段階で、文字学習に取り組む子どももいます。マスからはみだしても、バランスが悪くても、撥ねるべきところを撥ねていなくても、一生懸命に書いています。すぐには点数に結びつかなくとも、誰かがそこを評価してあげたいものですね。気持ちを込めて工夫した講師のプリントも、そんな思いの表れだと思われます。