4792.~ひとつ、ひとつ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「めんどうくさい」(8月23日)
おはようございます。朗豊ゼミナール 府中教室の松本です。
このところ、生徒さんから発せられる言葉で、
「何々するのは、めんどうくさい」、「めんどうくさい問題だから嫌だなぁ~」など、
「めんどうくさい」という言葉を耳にすることがあります。
本当に面倒なことも確かにあると思いますが、問題なのは、無意識のうちについ口にしてしまっていて、
それほど面倒でもない様なことに対しても、何かにつけて
「めんどうくさい、めんどうくさい」と連発してしまう、またそう感じてしまうことかと思います。
それぞれ日々やらなければならないことがいろいろと多く、ついつい口にしてしまいがちな言葉ですが、
この「めんどうくさい」(ネガティブな言葉)を言い始めると際限がなくなり、
そのうち何もしたくなくなってしまう恐れもあります。
このような事にならないよう、日頃から意識して、「めんどうくさい」は言わない、言わせない を心がけたいと思います。
「めんどうくさい」のは当たりまえ、「めんどうくさい」と思われる事に挑戦するからこそ、活路を開ける! と。
◇ワンポイント・メッセージ◇
文字がぎっしり詰まった国語のテキスト、数学の文章問題、大括弧、中括弧、小括弧が混ざる複雑な計算問題、厚くて開きにくい問題集、印刷が不鮮明なプリント、・・・生活環境のみならず、学習環境にも、めんどうくさくなるものがあふれていますね。講師としても、「面倒くさ~い」と口にはせずとも思ってしまうことがあるでしょう。まず、生徒さんに共感しましょう。「いや~、めんどくさそう」「ほんとね、どうする?」と。その後から、少しずつ、ゆっくりと課題を対処していきましょう。「ひとつ、ひとつ、やっていけば、終わるよ」、・・・、・・・、・・・「終わったね!」と。その達成感を共に味わいましょう、共感的に。その経験の積み重ねが、「めんどうくさい」と思う気持ちを少し緩和してくれるかもしれません。そして私たち講師は、学習環境にある面倒くさそうな要素は極力取り払っておいてあげましょう、工夫次第。