![]() | 60歳のラブレター [DVD]SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)このアイテムの詳細を見る |
仕事一筋で家庭を顧みず、挙げ句に若い愛人までつくって好き放題の孝平と専業主婦で家族に尽くしてきたちひろは、孝平の定年を機に、離婚を決意するが…。魚屋を営む正彦と光江は、口げんかが夫婦の潤滑油。正彦の糖尿が見つかってからというもの、光江は食事療法にウォーキングと、正彦の健康管理に気を配る日々だったが…。5年前に妻を亡くし、高校受験を控える娘と2人暮らしの医師、静夫。海外小説の医療監修を依頼された彼は、そこで出会った翻訳家の麗子といつしか恋に落ちるが…。
DVD ★★★☆
3組6人のうちに実際に今現在(2010年2月)60を超えているのが井上順だけ・・・まずそこに引っかかった私(笑)まあ、あくまでも映画なのでそんな細かいことを言っても仕方ないんだけど、女優陣3人のこの映画撮影時の平均年齢が51歳ぐらいなのでちょっと可哀想かと。
「日本中で交わされた86,441通の実話、映画化!」という触れ込みで、そんななかでの選りすぐりのお話3本のオムニバスです(実際はそれぞれが微妙に絡むのでオムニバスではありませんが、まったく絡む必要もないのでオムニバスだと思います)
その中でも実話ベースとはいえ、やはり一番しっくり来ないのがとりあえずはこの映画のメインと思われる中村雅俊と原田三枝子のカップルでした。他の2カップルの話がなかなかよかったので・・・特に魚屋夫婦のお話は、実はこの映画のメインなのかもしれませんが、なかなかいいお話でした。一緒にウォーキングをするなんて、凄く愛情が感じられます。その後の展開は辛い物がありますが、糖尿病の旦那に付き合ってウォーキングをする嫁って言うのはやはりいいお話でした。まあ、病室で「ミッシェル」弾き語りってのも相当くさいんですが(笑)
もちろん、「復縁」ってお話もよくある話だし、中村原田カップルのお話も無理はないんですが、ちょっとなぁ・・・ってのが正直な感想です。旦那も新しい会社でそれなりの存在感を示すことが出来たと思ったんだけどなぁ・・・まあ、あの妻は旦那をずっと愛してたってことなんだろうけどね。
この二人の娘がいいことを言ってました。
「離婚になるのはお父さんの浮気のせいだけじゃなく、お母さんにも責任がある」
そんな内容のセリフだったと思いますが、子どももちゃんとみてるんだなぁって感じです。
ま、いろいろ思うところもありますが、それなりに面白かったし、くさい部分にもなかなか共感がもてたし、私もマーチンのギターが欲しいので70点ぐらいあげちゃいます。
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