声を捨て、夢も希望もないままにただ毎日をいきているだけの青年、蒼。ある日、不慮の事故で視力を失った音大生の美夏と出会う。絶望に潰されそうになりながらも、ピアニストになるという夢を決して諦めない美夏に心惹かれ、彼女が夢を叶えられるように、すべてのものから守ってあげたいと心に誓う蒼だったが…。
WOWOW ★★★☆
谷崎潤一郎の「春琴抄」とは全く違いますが、盲目の女性を身を挺して守り抜くっていうお話は、めちゃ「昭和」を感じました。平成生まれの若者はこんな恋愛どう思うのだろう。私はもちろん昭和の人間なので、これくらい「ベタ」なのも嫌いじゃありません。ただ、いくら浜辺美波主演作でもさすがにこれは映画館では小っ恥ずかしくて観に行けませんでしたが(爆)
山田涼介演じる主人公は聾唖者でないことにまず驚かされました。予告編を見る限り、盲人と聾唖者の恋物語かと思っていましたが、スマホを使うことでなんとか自分の意思表示はできるようです。ただ、彼自身の過去の事件や、彼の性格の問題で話がこじれてしまうのが辛いです。本当に優しい子なんだけどな。
結局、主人公の友人の早とちり(実は彼も友人思いの優しい子)で事件が大きくなるわけで、でもまぁヒロインの視力も徐々に回復しているようで、なかなか明るい未来が見えるハッピーエンドでしたね。
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