極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

関白宣言 (1979) 86分

2014-09-09 18:33:08 | 日本映画(DVD・TV)

 宇田まさしは23歳のうだつのあがらないサラリーマン。理想の女性久美と出会うが、彼女は自分の上司の鬼部長の娘だった。


 日映専 ★★★☆


 もうすでに35年以上も経ってるし、当時の雰囲気がよく感じられるので、☆一つプラスです。

 さだまさしの「関白宣言」が発売されたのが1979年の7月で、そのHITでこの映画が企画され、劇場公開されたのが同じ1979年の12月・・・なんとまぁフットワークが軽いことでしょう。そしてこの映画の併映が百恵友和コンビの11作目の「天使を誘惑」。もちろん東宝はこちらがメインで「関白宣言」はおまけだったのでしょう。

 でもね、びっくりするくらいの豪華キャスト!
監督がまずすごい人で、僧侶でもある松林宗恵監督。森繁久彌の「社長シリーズ」をはじめ、この「関白宣言」の後にはあの「連合艦隊」を撮った人でもあります。

 主演がさだまさしの弟、さだ繁理。今みたらめちゃよく似ていたことにびっくりです。もちろん素人さんなのですが、素人さんとは言え主演なので普通に台詞も多かったし、なかなか見事な演技でした。

 ヒロインが映画出演二本目の名取裕子。めちゃ細かったです。
で、悪友二人が丹波哲郎の息子と、ずーとるびの新井くん。会社の先輩が田中邦衛と佐良直美。この佐良直美は当時35歳くらいかな?例の事件でスキャンダルになる直前です。ヒロインの父親で彼の上司が財津一郎。主人公の義姉が泉ピン子。主人公の祖母が北林谷栄。めちゃスゴイキャスティングでした。さだまさし自身も「ひやかし出演」として、5役くらいで出てたかな?

 1979年の頃の恋愛事情っていうか、携帯電話もない時代っていうか(携帯が一般に普及しだすまでまだ15年位かかります)、めちゃ真面目っていうか・・・「あの時代」を生きてきた世代には懐かしさと、こっ恥ずかしさを感じ、30代以下の世代には「ありえへん」お話かもしれませんね(笑)

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