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東城大学付属病院の窓際医師・田口は「チーム・バチスタ事件」を解決した功績で院内の倫理委員会長になってしまっていた。そんな彼女の元に、“ジェネラル・ルージュ”と呼ばれる救命救急の速水センター長と医療メーカーの癒着を告発する文書が届く。それと時を同じくして告発された医療メーカーの支店長が院内で自殺。田口は院長の命で院内を密かに探ることになる。そこに骨折した厚生労働省の役人・白鳥が運ばれてきて……。
映画館 ★★★★☆
予想していた以上にかなり面白かったです。物語的にも前作よりは面白いものでした。もちろん、前作で主要キャラクターの説明は出来ているのでその分物語に演出を集中出来るのも事実ですが。
今回迷コンビは「狂言回し」だったと思います。真の主演は「ジェネラルルージュ」と彼をサポートする看護士でした。で、迷コンビが前作以上に笑わせてくれるんですね。そういう意味では、白鳥のもっと厳しい突込みが見たかったんですが、彼は今回「鬼警部アイアンサイト」ていうか・・・「ミス・マープル」っていうか・・・「アームチェアーデティクティブ」ならぬ「車椅子探偵」でした(笑)
一番よかった演技は・・・竹内結子の「悪寒」を感じるシーンかも(笑)
「ジェネラルルージュ」を演じた堺クン・・・最近彼は出演作でいろいろな顔を見せ、なかなか芸達者なところを見せていますが、この映画の彼はほとんど主演でしたね。なんというか、小日向文世を15歳若返らせたら、こんな感じかな(笑)もうね、憎たらしいんです。半分笑いながらの演技はホントやな奴なんですね。
そして・・・
今現在われわれが抱えている「医療問題」を改めて考えさせられる映画でした。
毎月のように救急患者がたらいまわしされて最悪の結果になってしまうってニュースに触れますが、この映画を見る限り、果たして救急患者をすべて受け入れる病院こそが正しいのかどうか・・・もちろん、そうあるべきだと思いますが、この映画のように大惨事が起きて、救急患者をすべて受け入れるがために、凄く悲しい結果も招く場面も出てくるんですね。
いくら彼の行ってきたことが「医者」として正しいとはいえ、どうしても組織の中で軋轢を招く「爆弾」でもあるわけです。この映画ではあくまでも両極端な事例を対決させていましたが、この中間的な「病院」がやはり一番望ましいのではないでしょうか?
病院である限り・・・医者である限り・・・人である限り、一つでも多くの命を助けたい・・・当たり前のことです。しかし、組織の中にいる限り、あくまでも理想は理想として・・・って感じも凄く受けるんですね。
大惨事が起き、緊急に多数の患者を受け入れなければならない・・・だからって、今現在外来で来ている患者に対してアレはないなぁって思ったのも事実です。
理屈ではわかってるんですが。
いろいろなことを改めて考えさせてくれたこの映画は、前作とはまったく違った「ヒューマニズム」に溢れた作品だと思いました。
映画的にはあの「死」も必要だったかもしれないし、よくよく考えればまったく必要のない「死」だったかもね(笑)
白鳥・田口コンビはこの映画ではやはり狂言回しでした。で、今回はそれが凄くよかった。
堺雅人・・・はまりそう?(笑)
山本太郎も美味しい役でした(笑)
バチスタで、ちょっとガックリ来たので。
期待しすぎないように、と思っていたのですが。
堺雅人が良かった~。
あと、白鳥が程々の露出度だったのが、良かったのでしょうか?
姫さんが出なかったのが、残念でした。
速水のキャラクターを表すエピソードとして、虐待弁護士の話を映像にしてもよかったかも。
でもそうなると「あの人」を出さなきゃいけないし(笑)
でもまぁ、原作と映画の違いを論じるのは、それはそれで楽しいんだけど、やはり不毛だと思うよ。
頭ではベツモノってわかっていながらね(笑)
まあPOP書くのに中身読むこともありますし。(爆)
もともと田口のキャラクターが全然ちゃうわけですから
映画は別モンとしてみるしかなくて
その延長上のジェネラルも
原作から入るとえ~~~ってなことになるわけで。
堺さんの演説(!)はかっこよかったですけど
あれでもってるようなもんで・・・(わわわ)
如月の扱いが軽かったことや
「螺鈿迷宮」で登場する氷姫も出なかった。
ナイチンゲールとジェネラルルージュは
ほぼ時間軸が同じ話なんで
次があるとしてどうすんのかなと・・・。
てか、何で飛んだんだろうね。
ナイチンゲール・・・。
イノセントゲリラもしやるとして
このまんまのキャスティングじゃう~ん。
といっていまさら変えられないか。
竹内さん自体は好きなんですが
ことこのキャスティング
今回特にう~ん・・・といわざるを得ませんでした。
田口がはずれる螺鈿・・・まだやるのかな?
映画を見て、面白かったら原作を読んだらいいと思うよ。
そのほうが両方楽しめると思う。
原作が面白くって、映画を見て裏切られたって気分になる人が多いしね。
映画が面白いって感じた人は、原作も面白く読めることが多いと思います。
最近、「ナイチンゲールの(なんだっけ?忘れちゃった)」を読んだんだけど、
ここにも、ジェネラルルージュ出てて、脳内ではしっかり堺さんに変換されてました。
そっかー、映画も面白いのかー。
いえね、堺さん目当てで、面白くなくても観たいなぁーなんて思ってたんですけど。
やはりスキャンダラスな殺人事件がテーマで、まったく救いようのない話だったしね。
今回変だったのは、やはり「悪寒」でしょうか?(笑)アレは笑った(笑)
前作よりはずっと面白い作品でしたね~
やっぱり堺さんの力が大きいと思います。
物語にも沢山の医療問題が含ませてあって、考えさせられました。
今回も竹内さんのソフトボールシーンがありましたが、そんなに変じゃなかったのでホッとしました(笑)
竹内結子は「家政婦はみていた」だったし(笑)
前作とはまったく違うテーマでなかなかよかったです。
気づきませんでした~(´▽`*)アハハ
小日向さんの若いバージョンの堺さん良かったですね~!
本当とても考えさせられる部分もあって
ギャグも笑えて、面白い映画でした。
原作、読みかけてたんです。
それが・・・面白くなる前に面白くなくなってしまって、投げ出してたんです(笑)
私はこのシリーズは映画から入ったので、それもいたし方ないとおもうし、「ナイチンゲール・・・」んも原作もも一つだったし・・・って、映画の話だけすればいいね(笑)
野際陽子の立ち居振る舞いが70過ぎのばあちゃんには思えないんだよなぁ・・・実年齢よりも15歳くらい若い役なんだよね・・・たぶん(笑)
もう次回作なんか作るな~だったようですが
今回のジェネラルは意外と好評みたく、
それもかなり堺さんの抜擢と演技によるところが大きいようです。
もともと堺さん目当てで見に行ってるので
すでにその段階でもって十分満足で。
(アハハ自然と評価は甘い甘い・・・笑)
田口を女性にし、ソフトボールも続行、
この段階で原作とはすでにちゃうんですよね。
速水さえも、原作から受ける印象で
まず堺さんにはたどりつかないキャラクターだったようですが
そこはあのひとの持ってる雰囲気やら
演技力でもって
”速水センター長になっちゃった”らしいから
やっぱりすごいわと。
PS:野際さんがツボでした。
冬彦佐野さんとふたりちょこっとしか
出番ないのに目立つ目立つ・・・(爆)