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東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが崩落する重大事故が発生する。すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂は未知の巨大生物の可能性を指摘し、上官にたしなめられてしまう。しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、政府関係者を愕然とさせる。のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は鎌倉に上陸し、逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。
映画館 ★★★★
GODZILLAを「巨大不明生物」とし、今までのことは全くなかったコトにしてあらたなゴジラ映画として登場したこの作品。私はなかなか良かったと思います。
ゴジラを「自然災害&核物質」としてとらえ、人間の力では抗えないものとしているところもなかなか素敵でした。またゴジラ自身も単に移動するだけで攻撃を受けて初めて必殺技(これがまたあまりにもすごくて)を出すという感じです。
一番の見せ場はたとえばゴジラに機銃一発打つのにも首相にお伺いを立てて、首相→防衛大臣→自衛隊のエライさん→自衛隊の隊長→ヘリコプターという風に、めちゃまだるっこしい命令体系の繰り返しだったかも。人間ドラマの中ではこういう命令体系が何度も繰り返し描かれ、それは現在の日本のあり方を皮肉るような感じにも見受けられながらも、こうしたことはちゃんとしなきゃっていうふうにも感じました。
オールスターキャストであちこちによく見る顔が出てきます。これを探すのもなかなか楽しいのですが、主要キャストは3人、準主要キャストは15人ほどでなかなか見応えもありました。
個人的には伊福部昭の音楽がたくさん取り入れられ、また「ヤシマ作戦」のような「ヤシオリ作戦」の面白さ。N700系新幹線をはじめとする、各電車の総攻撃には思わず心のなかで拍手喝采でした(笑)
フルCGで描かれるゴジラは、周りの風景から浮いている感じもしてちょっと違和感がありましたが、きぐるみでは表現できない動きと、予告編では見ることのなかった幼体ゴジラの肉感が素晴らしかったです。
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今後の展開も期待できるまさに「新ゴジラ」でしたね。
キャストでよく見る顔の登場、
楽しかったです。
伊福部昭の音楽や電車の総攻撃など
楽しめる要素たくさんありました。
幼体ゴジラの形状、虫みたいでびっくりしました(笑)
政府内の会話などは超リアルに、お遊びはお遊びでクソ真面目に取り組んでたのがよかったです。
あの幼体の姿といい、野村萬斎といい、隠してくれてたのが嬉しかったです(笑)