よしだたくろう(あえてひらがなで)の1974年発売のアルバム「今はまだ人生を語らず」が正式な形で復刻されました。私は当時中2で、LPレコードは持っていますが、CD化された際(1986年)には「とある事情」で買っていないんです。
今回はその「とある事情」が解決し、完璧な形で再発売されました。30年以上待ったわけです。
とりあえず曲目は以下の通り
1 ペニーレインでバーボン
2 人生を語らず
3 世捨人唄
4 おはよう
5 シンシア
6 三軒目の店ごと
7 襟裳岬
8 知識
9 暮らし
10 戻ってきた恋人
11 僕の唄はサヨナラだけ
12 贈り物
発売された1974年、よしだたくろうは28歳。森進一に提供した「襟裳岬」はこの1974年の1月に発売され、歌謡大賞、レコード大賞をW受賞し、よしだたくろうも自分のLPに収録し、また次の年の1975年にかまやつひろしに提供した「我が良き友よ」の前に、「シンシア」でデュエットし、当時これもヒットしました。ちなみにシンシアとは当時アイドルだった「南沙織」の愛称ですが。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、フォークソング(当時はまだニューミュージックとは言わなかったかな)と歌謡曲の垣根を超え、現在なら当たり前のことなのですが、シンガーソングライターが歌謡曲畑に楽曲を提供したエポックメイキングな年でもありました。
「とある事情」でちゃんとした形で発売されなかったというのは、アルバムの一曲目「ペニーレインでバーボン」の歌詞の一部にいわゆる「放送自粛」単語が入っていたからなのです。
アルバムの一曲目が入っていないCDなんて全く価値はないわけで、オリジナルのアルバムを持っている私にとっては、最悪LPをCDに焼くことが出来るプレイヤーを買おうかな?なんて思ったりしていました。ここで正直に告白すると、本当に好きなアルバムはすべてCDで買い直しているわけで・・・
ビートルズ、ディープパープル、レッドツエッペリン、さだまさし、松田聖子・・・切りがありませんが(笑)
しかしこの「今はまだ人生を語らず」は1曲めが収録されていないCDをずっと販売していて、もちろん私は買えなかったわけです。
吉田拓郎が引退を発表したせいなのかどうかよくわかりませんが、全曲収録のちゃんとした形で発売されたわけで、今回本当に久しぶりに「ペニーレインでバーボン」を聞いたわけです。
LP版がユーチューブにアップされているみたいです・・・合法なのかな?(汗)よかったら聞いてみてください。
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