![]() | ライアンの娘 特別版 [DVD]ワーナー・ホーム・ビデオこのアイテムの詳細を見る |
独立運動が秘かに行なわれているアイルランドの港町。古い慣習を嫌う娘ロージーは、教師のチャールズと結婚している身でありながら、駐在英軍のランドルフと不倫をしていた。そんなおり、何者かの密告によって、武器を陸揚げしていた男たちが逮捕されるという事件が起こる。疑惑の目はロージーに向けられ、彼女は村の男たちにリンチされてしまう。やがて真相が判明したとき、ロージーはチャールズとの新たな生活を求めて旅立っていく……。
DVD ★★★☆
「女の業」といえばそれまでなんだけど、「親が親なら子どもも子ども」って話で、とても自分勝手でわがままな父娘の哀れなお話でした。
この映画を観る人のそれぞれの立場で感じ方は違うでしょうが、私の立場なら、このライアンというどうしようもないオヤジよりも、ヒロインを生身の女としてではなく、ある種自分の生徒に対するような愛し方しかできないヒロインの夫に共感を得るのかも。
この話を簡単にまとめると、妻を亡くした中年教師に惚れた女が無理やり結婚し、夫との性生活に満足できなくなって、敵方将校と不倫をし、「密告者」として村人達にリンチされるという話なんですね。こう書くと身も蓋もない感じですが、アイルランドの厳しくも美しい自然と、この映画の舞台となった時代とこの映画が作られた1960年代後半のイギリスとアイルランドの関係などを考えて観ればなかなか趣き深いものがあります。
もちろん、一番のテーマはこの映画の10数年後作られたデヴィット・リーン監督の最後の作品である「インドへの道」と同じく、「女の業」なのかもしれません。
たしか、彼女は髪の毛を切られて坊主頭にされてしまうのでしたよね。
結婚前だったので、彼女の夫に不信感をもったのを覚えておりました。
今なら・・・どうかなぁ~ (*^^*)
今観たら、また違うと思うよ。
夫の愛情の深さをどう感じるかかも。
でもまぁ・・・やっぱ情熱的な性愛におぼれたいって気持ちも分からないでもないしなぁ(笑)