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憧れの「ドラム式洗濯機」、買ってから気づいた思わぬ問題点【気になるNEWS特番】

憧れの「ドラム式洗濯機」、買ってから気づいた思わぬ問題点
2021/09/23 15:00


憧れの「ドラム式洗濯機」の何が問題だったのか?(イメージ。写真:アフロ)
(マネーポストWEB)

 洗濯機といえばかつては「縦型」が主流だったが、最近では横開きの「ドラム式」が広まりつつある。おしゃれな見た目はもちろん、節水や洗濯物の出し入れのしやすさ、ボタン一つで洗濯から乾燥まで終わる利便性などのメリットが購入の決め手となった人も多いのではないだろうか。だが、いざドラム式を導入したはいいものの、縦型を再評価するようになった人や、中には縦型に“出戻り”する人もいるようだ。いったい何が問題だったのか。ユーザーたちにその理由を聞いてみた。

家が古いせい?まさかの「臭い問題」が発生

「導入した当初は、雨の日も生乾きの心配なく、洗濯機にただ放り込むだけで済むので、こんな楽なものはないと思っていました。おしゃれなドラム式洗濯機を眺めては惚れ惚れしていました」

 そう明かすのは、メーカーに勤める30代男性・Aさん。だが、浮かれていた時期も束の間だった。想定外の「臭い問題」にぶつかることになったからだ。

「私が使用していた機種では、乾燥機能を使用した後、洗濯機の扉を開けた瞬間に下水のような臭いがすることが頻発しました。最悪なのは、その臭いが洗濯物に染みついたこと。大きなバスタオルや折目が複雑で乾きにくいズボンなどに顕著でした。除菌系の洗剤や酸素系漂白剤でやっと落ちる感じでした」
(Aさん)

 後に臭いの原因は、その機種が採用する乾燥方式によるものだったことが判明。仕様上、乾燥中に排水管から臭いが上がってくるのだが、Aさんは、「水道が古くなっていたり水の出が弱いと、この臭い戻りが起きやすいようです。僕の家は築32年(大規模修繕なし)。そんなこと知らないよ……という感じでした」とボヤく。

「正直、こんなはずじゃなかったというのが本音です。臭いがとれず、捨てた服もいくつかあります。もともとは私が『家事負担が減るから』と主張して、縦型より高いドラム式を妻に猛プッシュしてしまって導入したから、妻にも気まずい。あと、うちの機種はなんだか時間がアバウトなんですよね。

 電源を入れて、モードを選んでから洗い出すまでに2〜3分。測るのに時間がかかっているようで、さらに水が入り始めるまでに早くても1分半くらいかかります。時間も、『50分』と表示されていてももっとかかることがよくあって、最大で15分以上遅れることもあります。どうやら脱水や乾燥に入る際、洗濯物が片寄っていたりすると、なかなか高速回転に入らないようです。

家事ストレスを減らそうとしているのに、朝の忙しい時にこの『遅い問題』が発生すると、妻も私も『もう、早く!!』なんて洗濯機のところで叫んでます(笑)。

 ざっと15万円もした今のドラム式より、それまで10年以上使っていた数万円の縦型の方が断然良かったです。高かったので、なるべく長く使いたいんですが……」(Aさん)

狭い脱衣所になんとか設置はできたものの…

 ドラム式洗濯機に「使い勝手の悪さ」を感じる人もいるようだ。IT企業に勤める20代女性・Bさんだ。テレワーク目的でビジネスホテルに3日間滞在した際、客室に設置されていたドラム式洗濯機に初めて触れた時は、感激した。

「人生で初めてドラム式を体験しました。ボタンを押しただけで、洗濯、脱水、乾燥とすべてが終わるわけです。仕事中はもちろんですが、客室清掃中、外出する時にセットしておけば帰ってきた時にはもう洗濯物が仕上がっている。“夢のような機械”だと感動しました」(Bさん)

 自宅に帰っても興奮冷めやらぬBさんは、在宅勤務を快適にしたいと思っていたこともあり、ネット通販サイトでドラム式洗濯機の購入に踏み切ったが、今では後悔しているという。

「まず設置スペースが予想以上に取られるので、家への搬入はもちろん設置にも苦労しました。そしていざ使ってみると、これまで使っていた粉洗剤はあまり溶けないため、専用の洗剤を買う羽目になりました。

 乾燥機は、シーツやタオルなんかの時は重宝してますが、衣服は傷みそうなので、今ではあまり使っていません。やり方を間違えたのか、一度失敗してシャツがめちゃくちゃ縮んじゃったのがトラウマで……。あと、うちの脱衣所は狭いので、扉の前に何か置きっぱなしにできないのはちょっとしたデメリット。家が狭いのにドラム式なんて買ってしまった私が悪いんですが、早くも後悔しています……」(Bさん)

乾燥容量が洗濯容量より小さいという「落とし穴」

 ドラム式洗濯機の壊れやすさから、縦型洗濯機に出戻りした人もいる。PR業界で働く40代女性・Cさんだ。節水や洗濯から乾燥まで終わるドラム式の利便性に惹かれた一人だったが、2台連続で壊れたことから、現在は縦型を愛用しているという。

「乾燥容量は洗濯容量より小さいというのが落とし穴でした。洗濯物をいっぱい詰めたら、結局生乾きになって外に干す羽目になることも。ドラム式は乾燥フィルターの埃詰まりでトラブルが起こりやすいことも想定外。縦型と比べるとメンテナンスが面倒ですね。うちのドラム式はそれが原因で壊れました」(Cさん)

 そんなCさんが行き着いたのは、縦型洗濯機とガス式の衣類乾燥機の併用だった。

「自分が求めるもののいいとこ取りが、縦型と乾燥機の併用でした。ドラム式を使用していた際、洗濯してる間に別のものを乾かしたいこともあったので、洗濯と乾燥が分離しているのは魅力的でしたね。家族の人数や洗濯物の量や洗濯頻度、設置スペース、予算など各家庭で違いはあると思いますけど、我が家ではこれがベストです」(Cさん)

 もちろん彼ら/彼女たちが感じたドラム式洗濯機のデメリットは、自宅の環境やライフスタイルによる面も大きいだろう。とはいえ、期待が大きかった分、想像と違った時の落胆度合いは小さくない様子。実際に使ってみないとわからないことは、少なくない。自分に合うものかどうか、買う前にしっかり確認するように心がけたい。


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