2024/09/29 11:55 (毎日が発見ネット)
太っているわけでもないのにおなかだけがぽっこり出ていたり、猫背が進んで巻肩になっていたり...。これは姿勢の崩れや骨盤のゆがみが関係しています。今回はその原因となるNG生活習慣をご紹介。猫背矯正マイスターの小林篤史(こばやし・あつし)先生に教えていただきました。
この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2024年9月号に掲載の情報です。
骨盤のゆがみ、頭痛、めまいを引き起こす原因に
姿勢が崩れるNG習慣5
姿勢は毎日の習慣から作られています!
「姿勢の崩れや骨盤のゆがみは、普段の生活習慣や生活環境、体の使い方のクセなどが関係しています」と小林さん。
メイクや髪型はおかしかったらすぐ直すのに、姿勢はそのままにしてしまう理由は、習慣化してしまっている〝NG姿勢〞にあるかもしれません。
「体のゆがみは、いわば体自体に形状記憶されてしまっているようなもの。形状記憶されている姿勢をとるほうが楽なので、元に戻すことが難しくなります。だからと言って放っておくと、頭痛やめまいなど原因の分からない不調を呼び起こします。毎日の習慣を見直し、改善できることは直していきましょう」(小林さん)
NG習慣1:スマホを見るときに、うつむきがち
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/e8/1d19f0cb7464fcea40f6df10f5e2b817.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/1e/8c0eb75e88bfb87564b1c8eeabc24b34.jpg)
スマホやタブレットなどデジタル機器の普及が、猫背や巻き肩、肩こりといった悪影響を及ぼしています。スマホを見るときは、スマホを持つ手をもう片方の手で支えるようにし、背すじを正して見るのがおすすめ(ときどき腕を入れ替えましょう)。スマホの位置は、目線に近い高い位置に。首まわりの負担が軽減します。
NG習慣2:イスに座るとき、前のめりになっている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/07/f263a816e86f4770f47137a5be1a3c96.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/24/29ab9cceae93ccdf03e29c1e763b6464.jpg)
ダイニングテーブルや机を利用する際、ついつい前のめりになったり、頬杖をついてしまいがち。でもこれ、NG習慣なんです。イスに座るときは、骨盤を立てるよう意識するのがゆがみを解消するコツ。腕をテーブルの上に置いて支えにすると、正しい姿勢がラクに維持できます。
NG習慣3:横になってテレビを見ることが多い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/d4/92d5842c6d7208fa718720d73ec12e2b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/a7/d1af2c747681e8e90f908828fe35dd23.jpg)
ソファや床に寝転がってのテレビ観賞は、長時間ゆがんだ姿勢を保つ原因に。また、低い位置から目線をテレビに向けるため、首や肩に思わぬ負荷がかかってしまうことも。テレビを見るときはソファやイスに腰を掛けて目線の高さをテレビの高さに合わせ、体に負担のないようにしましょう。
NG習慣4:立っているとき、片方の足だけに体重をかける
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/16/edb361d29f3c0c148230582552589c6f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/f3/6d38c084c4def8d5e8610bf05c8cca5f.jpg)
電車の中で、街中で、ついつい片方の足だけに体重をかけて立ってしまっていませんか? 実はこれもゆがみを起こす原因のひとつ。足を肩幅程度に開き、お尻をキュッとしめるようにし、両足にバランスよく体重をかけるようにして立つことで、自然と姿勢が改善されていきます。重たいカバンを片側の肩だけにかけ続けるのもNG。左右のバランスを取りながら体を使うよう心がけましょう。
NG習慣5:満腹になるまで食事をする
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/cc/712266915e768ed53ecc4f71ab8596ad.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b5/6b5af1f120cb611ab487eba90f725303.jpg)
胃が重く感じられるほど食べてしまうと内臓に負担がかかるだけでなく、腰にも負担がかかり反り腰になったり、腰まわりの筋肉が硬くなりゆがみを生んでしまいます。また、姿勢が悪いと内臓の働きが悪化し消化吸収能力が落ちるほか、誤嚥のリスクも上昇。腹八分目を心がけましょう。
構成・取材・文/和栗 恵 撮影/工藤真衣子 イラスト/太田裕子
<教えてくれた人>
宮前まちの整骨院代表
小林篤史(こばやし・あつし)先生
小林篤史(こばやし・あつし)先生
猫背矯正マイスター、柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。独自に考案した施術が持続する猫背治療として話題に。大人世代に向けたストレッチ方法や健康法を発信している。
ブログ村ランキングに参加しています
バナーをクリックして応援お願いします
おすすめのサイト