「山月記」中島敦著 2019年02月26日 | 本 「人間は誰でも猛獣使いであり、その猛獣に当たるのが、各人の性情だという。 己の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。 虎だったのだ。 これが己を損い、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、果ては、己の外形をかくのごとく、 内心にふさわしいものに変えてしまったのだ。(中略) 虎と成り果てた今、己はようやくそれに気がついた。」 「山月記」中島敦著 角川文庫 #本 #山月記 #中島敦 « 「イシ 北米最後の野生イン... | トップ | 「SQ 魂の知能指数」ダナー... »