6月7日は、パディ・マクアルーンの誕生日。
「世界で一番美しい音楽は?」と聞かれたら、迷わずにカーペンターズとプリファブ・スプラウトの曲と答えます。
ただし、世界で一番美しい曲は、悲しい曲、と加えますが。
どちらも素晴らしい曲を作りながら、私生活ではボロボロだったのですが、ともに音楽至上主義的なところがあり、曲のためなら全てを犠牲にしていたと言えるかもしれません。
プリファブ・スプラウトの中心は、パディ・マクアルーンですが、彼は音楽を「ゴッド」、「プリンセス」と歌っているように、音楽を完成させるために人間関係を犠牲にするように思えます。
スタジオに籠り、曲を作ることが全てなのかもしれません。
また、一時期、目も耳も失うような病気にも見舞われます。
その後も病気は完治していないようですが、それでも毎日曲を書き続けているようです。
彼らの最高傑作は、間違いなく「ヨルダン: ザ・カムバック Jordan: The Comeback」で、元々2枚組になるはずでしたが、最終的には19曲入りのシングルアルバムとなっています。
捨て曲なし、全曲すぐに覚えられるほどわかりやすいうえに、胸にグッとくるメロディーが満載です。
今では、グループとしてのプリファブ・スプラウトはなく、パディ・マクアルーン=プリファブ・スプラウトで何年かに一度アルバムが発売されますが、今は家族と暮らす彼が幸せなことを祈ります。
※2009年版
プリファブ・スプラウトの基本情報はこちらから
「ヨルダン: ザ・カムバック」の中の曲「We Let the Stars Go」はこちらから
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