昨年、築37年のご覧の写真の老朽化した、一見、普通のオーナーなら、
どうしようもないマンションを新築並みに、いや今の新築以上の生活利便性能の快適性能のマンションに再生した設計シリーズをご紹介します。
その名も「Vintage-R」
最後の「R」は
リファイン、リノベーションという再生の2Rと
リユース、レデュース、リサイクルという環境に優しい3R
5つのRがそこに基本的に込められています。
コンクリート構造は新築から約20年程してコンクリート強度が20%強度が上がる事をご存知でしょうか。
それから新築時の強度へむけて緩やかに下降してゆきます。
ですから、コンクリート構造はまともなら、50年は普通に持ちます。
何より証拠に鉄筋コンクリートの償却期間に47年と言う法定償却期間が設定されています。
実際,日本の歴史事例からすると、かなり初期のマンション建築で有名な関東大震災復興の象徴でもある東京の同潤会アパートのシリーズは70年以上超えて今でも存在しています。
その同潤会アパートの中でも有名な東京の表参道のケヤキ並木に溶け込み多くの人に愛着を持たれていたのは記憶に新しいところです。
(保存再生を惜しまれながら、建築家安藤忠雄氏の設計により,景観空間スケールを継承し,表参道ヒルズにほぼ建替更新されました。)
と言う訳で、
このマンションの元々の施工者がコンクリート構造が得意だった技術者上がりの社長の施工会社のその当時のメイン工事でもあったので、
トライしてみました。
電気や設備は地中配管の一つまで全て新品同様です。コンクリート断熱工法や高耐久15年保証の外壁塗装剤等、内外部は15年間メンテナンスフリーを目指しました。
改修工事の融資期間が15年設定にし調度、借入金が完全意終わる時に、新築建物程度の改修工事ですむ経済的な設定にしました。
幸い、グループで運営管理してますのでクライアントにしっかりあらゆる面でサポート&コンサルティングを行う体制をととのえました。
老朽化マンションで札幌のように積雪寒冷地の厳しい環境なら尚更の事、困っているマンションオーナーがいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。
案外数少ない興味深い突破口の解決策で色々な意味でこれから迎える相続リスク対策の一助としてもお役に立てれるのではと思います。