建築・都市空間の考働美学

建築・都市環境とその周辺をめぐり日頃、考えながら働き実践し湧き上る考働の美学を試みたいと思います。

自己生成デザインとCADの未来

2005年10月16日 | 空間設計
地域予条件を入力すると、自己生成するデザインのコンピューターエイデッドデザインがまともに出来る時代が来るのだろうか。
具体的敷地の温熱湿度風速等からもたらされる省エネとCASBEE評価の最適化や施設利用の時間利用別シュミレーションの平面計画、構造、法規等で建築図面が自動生成する世界。

予条件の入力に作家のデザイン美学要素をノイズ、いや、シンクロさせる。「この地域条件をバイオフォルムで解く、最小限の要素で解く、平面の構成にて解く、フレームで解く」とか「廊下をなくす。部屋同士のつながりで解く」とか多様で、いまより、きっとかなりシュミレーションがユーザーフレンドリーだろうか。

すでに我々は似たようなものを体験はしている。
音楽作曲ソフトの中ではロック調、ジャズ調という言うようにサンプリングして
自動生成できる。

しかし、いつの時代でも構想力、スケッチはなくならない。
そして最終監修するのはたずさわる人間。その意味ではまさにCADはAIDED。

そういう単なる3Dではない統合生成ものが市販されるのはいつだろう。
今の状況でも10年以上かかりそうな感じはする。


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