へん‐とう【籩豆】
〘名〙 (「籩」は果実類を盛る竹製の器、「豆」は肉類を盛る木製の器)
① 祭祀のとき、食物を盛って供えた器。
※菅家文草(900頃)一・仲春釈奠聴講孝経同賦資事父事君「籩豆之事則有司存之」 〔論語‐泰伯〕
② 転じて、礼儀。礼節。
飲食以手,而用籩豆。「後漢書」
倭人は籩豆を用いる
これは周礼 周の礼法だ
もっとも 列島には縄文時代から匙はある
手食はインドのような 粥やスープ以外の食事作法だろう
土器で煮炊きすれば 食事に匙やスプーンは必ず必要になる
最も古い食器 全世界共通だ
倭の使節 官名を自ら「大夫」と言う これも周の官制だ
倭は3世紀に至っても 古代の周の儀礼や官制を用いている
少なくともBC10〜3世紀頃に
大陸の山東半島や遼東遼西地方や南部朝鮮半島を離れ列島に移民したのだろう