古代史が好みであった
ゆえに やってはみたが 近代史にはさして興味もなく
実は 確かな知識もない
この年齢になって思うが 世界史日本史など 受験のための道具であったし
受験が終われば完全に忘れ
学校に入った途端
学園闘争真っただ中であったが
学校閉鎖は サボれる
ラッキーとばかり どうどうとサボれる言い訳であった
これ幸いと 新宿でバイトとナンパとフーテンに明け暮れていた
今思うと浅はかの限りである
若さと馬鹿さは紙一重である
だからこんなじじいになってしまった
慙愧に堪えない
30 40代は 仕事の合間に 日本及び中国朝鮮の古代史に没頭したことがあった
最近 ネット上で 右翼左翼 日中朝韓での罵り合いが盛んである
よくもまあ 互いに 独創的悪口雑言の行列行進
開いた口が塞がらないほどの罵り言葉を創造する能力はたいしたもんだ
最近は慣れて ある種の定型文である事がようやく理解できるようになった
中国のメディア 北朝鮮 韓国のメディアもそうだが
「無慈悲な」と言う形容句は北朝鮮の専売特許であるが
それらに負けず劣らず 罵詈雑言にかけては 天才的でもある
彼らは相手にレッテルを張り 初めに自分有利の意図ありきの議論で具体的内容が見えない
お互いにカッカしてる同士の感情論が先に立ち
自分も 読むだけだが 感情的になり 公平に判断できない
人それぞれ 好き好きではあるが 自分にとってこれは 体にまずい
いい年こいて 興奮するのは みっともない
仕方がないので これから近代史を勉強することにした
三日経つと 読んだ資料の内容を忘れてしまう鶏並みの頭能力になってしまったので
後で読むため 日記に記録することにする
まず 日清戦争と講和条約
1894年8月1日 日清戦争開始される
1895年4月17日 講和条約である下関条約が結ばれる
その「第一条」
清に対して 朝鮮が自主独立国であることを認めさせ
又 朝鮮から清への朝貢典礼を廃止することが明記された
つまり 宗主国清による冊封体制から名実ともに解放され
朝鮮は真の独立を得た
日清戦争中
李氏朝鮮26代高宗の漢城永寧陵に拝謁した時の「独立誓告文」が次のようなものである
「継時自今 母他邦是恃 恢国歩于隆昌 造生民之福祉 以顰固自主独立之基」
「洪範十四条」原文は漢字とハングルの混用文で写真は訳文 「日韓歴史共同研究報告書」より
この内容は 当時の朝鮮朝廷の后及びその外戚の 権力専横 権力抗争の事情による
相当内部の外戚の横暴に困っていたんだな
地方官も好き勝手に権力をふるっていたようだ
庶民は好き勝手に収奪され 時には地方官によって殺されてしまう事態もあったようだ
気の毒に
>また1894年には東学党の乱(甲午農民戦争)が勃発する。
>東学党の乱が勃発すると、親清派の閔氏勢力は清に援軍を求め、
>一方日本も条約と居留民保護、列強の支持を盾にこの戦争に介入した。
>乱は2国の介入により、官軍と農民の和議という形で終結するが、清王軍と日本は朝鮮に駐屯し続けた。
>日本は閔氏勢力を追放し、大院君に政権を担当させて日本の意に沿った内政改革を進めさせた。
>しかし、攘夷派であった大院君はもはや傀儡に過ぎず、実際の政治は金弘集が執り行っていた。
>なお東学党の乱に先立つ1894年3月28日、金玉均が上海で閔氏勢力の差し向けた刺客により暗殺されている。
>その後東学党の乱の鎮圧に朝鮮政府が清に援軍を要請し、
>それに対抗して大日本帝国が朝鮮に出兵を行ったことから日清戦争が勃発し(1894年 - 1895年)
>日本軍の勝利に終わると、下関条約により、朝鮮と清朝の冊封関係は終わり、
>朝鮮は独立国となったが閔妃はロシア帝国に近づき、親露政策を取る事になる。
>これにより1895年10月に閔妃が惨殺される(乙未事変)。
>自分の后が暗殺されるという事態に直面した高宗は恐怖を感じ、1896年、ロシア領事館に退避する(露館播遷)。
>1年後高宗は王宮に戻るが、これにより王権は失墜し、大日本帝国とロシア帝国との勢力争いを朝鮮に持ち込む結果となった
>1897年、朝鮮は大韓帝国と国号を改称し、元号を光武とした。[ウィキペディアより引用]
この下関条約締結において
李氏朝鮮は二つの選択肢があった
日本のような国民の選挙による「議会制立憲君主国家」と 皇帝による「絶対専制君主国家」のどちらかを
清の属国から解放された結果として
朝鮮は大韓帝国(1897~1910)を設立
対外的 国際法的には 自主独立国となり
国内的には 皇帝が人民国土を皇帝の家産とする絶対専制君主国となった
絶対君主国家における国民は 皇帝の奴隷と同義である
貴族 官僚 と言う待遇のいい奴隷か 庶民と言うどうでもいい奴隷か どちらかしかない
しかし これもこの当時の朝鮮人民が選んだ体制である
自分はこんな体制は好まないが だからと言って 他国がとやかく言うことではない
いくら 依頼心 対外依存性が強い民族性故と個人的に思っても
朝鮮人民が選択したことだから その自主性を尊重しよう
まだ先は長い
近代史は古代史のようなワクワクするロマンもないが
ま やってみるか