若葉のころ🎵そして枯れ葉のころ😂

山登り、野菜作り、人生大相撲、ギター弾き等

人生大相撲 四日目 バタ足浮足

2022-07-28 10:46:28 | 日記

高校入学式 第一志望 東北大学、京都大学、北海道大学、滑り止めに早稲田と慶応。

素朴な牧童たちである。

入学して一ヶ月、映画の入場券が配布され高校から自転車で20分ほど離れた商店街の中心にある洋画専門の映画館に友人3人と行った。

「ベンハー」を見た。筋肉隆々のチャールトン・ヘストンに見ほれた。学校からの無料入場券の配布は1回きりだったが翌週から映画館通いが始まった。土曜日の昼、学校の近くのうどん屋で掛け蕎麦を食べ映画館に直行。洋画2本立てかそれとも1本立てだったかは忘れたが毎週通った。「愛の嵐」(イタリア映画)倒錯した愛とエロスがテーマ。監督はリリアーナ・カヴァーニ、主演はシャーロット・ランプリング。決して美人ではない細身の彼女のファンになった。あれから50年、2021年公開「DUNE 砂の惑星」に出演の記事をネットでみた。シルビー・ヴァルタンも元気らしい。うれしくなる。

そして卒業式 丸坊主の頭は長髪になり志望大学は大きく下降する。

浪人生活の始まりである。

東京での一人暮らし、夢のような生活である。三畳一間の小さな下宿、「神田川」はフォークソングの世界ではなく私の実生活そのものであった。ただし彼女などもちろんいない。

旭川、一ノ関、長野、千葉、浜松、兵庫、そして熊本。下宿の食堂ではさまざまな方言が飛び交った。予備校に通ったのは最初の一ヶ月のみ、開校初日は立ち席の盛況、徐々に受講生は減りGW過ぎは3割ほどの出席者だった。

浪人生だけの下宿は夜中まで盛り上がった。ピンクレディー、キャンディーズ、木之内みどり、大鍋でインスタントラーメンを作り食べた。酒を飲む習慣など当然なく金もない。早稲田に合格する可能性は万にひとつもなかった。

上の写真についてはコメントを控えたい!

卒業後は東京に暮らすのではなく地元の企業に就職を望んでいたので学生時代に東京のいくつかの街に住もうと思っていた。

早稲田喜久井町(浪人時代)高井戸(大学1~2年)大岡山(大学3~4年)と移った。

長い夏休みは田舎に帰りトマト工場のバイトを4年間続けた。1年目は日勤、2年生からは夜勤を希望した。午後6時から翌朝6時までの勤務。7月半ばから9月半ばまで2か月、給料で後期授業料を払い残りで沖縄に行った。いまの単価に直すとかなり高い時給だった。夜勤割り増し手当、休日出勤手当、名古屋に本社がある「K」社は当時からコンプライアンスは素晴らしいものであった。詳細を書きたいがデータ不足。

1年時は飛行機、生まれて初めての空の旅である。まだ沖縄は車が右側通行、石垣島では朝ドラは1週間遅れで放映されていた。

2年生の夏 石垣島の民宿でY美と出会い、サンゴで足を切りながら二人で泳いだ。

人生大相撲四日目、高校・浪人・大学すべて足が地につかずバタ足歩行。

見ている観客を喜ばせたが「完敗」

追伸 高校、大学、予備校も含め、恩師の存在がある。尊敬できる恩師に巡り合うことは一生の財産であろう。

   私はそのような恩師に巡り会わなかった。それは尊敬できる恩師がいなかったということではなく、私自身が恩師に対す   

   る真摯な姿勢がなかったことに起因する。学ぶことの大切さをこの歳になって、痛感している。

 

 

 

 



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