在留届と授業計画

このブログを投稿する時にアクセス解析ができるとの広告があったのだが、どんな人がどの地域や国からアクセスしているかには興味が無いので、余計な機能は一切付けない。徒然なるままに自分の思った事を書く為のブログなのだ。自己満足で大いに結構なのだ。



本日の夜、インターネット上で海外在留届が出せるとの事だったので申請した。
http://www.ezairyu.mofa.go.jp/

　大学時代の後輩で、ロシア留学中に交通事故にあった際に現地の領事館員との連絡が付かなくて困った出来事があった。幸い大した怪我もなく緊急帰国をする事無く無事に留学日程を終えた。事故当日偶然にも自分の傍に後輩のステイ先のロシア人がいたので話を詳しく聞けた。

　今回の留学先は以前とは環境も町の規模も全く違うので、自分もいつ何らかの事件に巻き込まれる事が無いとも言えない。
　

　直接大使館に行くのは別の機会にしよう。



　今日、学部長に言われた通りの授業に参加したのだが、全く意味不明でありがたい説教のようだった。確かにラテン語の授業や文法も現在使用されているロシア語を始めとするヨーロッパ言語とは切っても切り離せないのだが、自分の研究分野や興味の焦点はないので途中退出して、再度学部長と選択授業について話し合いをしたかったのだが、本日は大学にいらっしゃっていなかった。

　授業時間割を確認した際、自分に必要な講義もかなりあった。講義科目を頭の中で選択をし確認したのちに、急遽日本の教授へ電話を入れた。自分の論文執筆の為に必要だと思える講義名を伝え、教授の助言も聞いた。教授からも留学先大学へメールを入れてくれるとの事だった。

　自分の執筆内容には日ロ交流事業への参加など、フィールドワークもかなり必要になってくるので自然とモスクワの交通網に精通してくる。まだ行っていないのだがレーニン図書館を始めとする有名な図書館にも早く資料を探しに行きたいものだ。



　以前、大学の後輩数人から留学に行きたいとの声を聞く事があり、少し頭を巡らせた。Mixiの日記には書いたのだが、どれだけ成績が良くても留学に適している人間性や性格がある。語学能力を伸ばすだけの留学なら、日本で勉強した方がお金も節約できていいと思う。留学の本当の価値は多くの試練や文化摩擦を乗り越えて築きあげる人間関係にあるからだ。そして、日本で準備してきた研究資料探しや論文準備も並行して進めなければならない。


　人間性や性格についてだが


　・柔軟な社会適応性と交流意欲
　・積極的な行動力
　・自分自身の心構え、覚悟、言動に対する責任感


　この3つを念頭に置けば少なくとも失敗する事は無いし、言語能力以上に重要な事だと思う。言語能力の向上は余程怠けない限りは自然と付いてくるのだから。だたし日本とは違って自ら望み、行動しない限り、周りは一切手助けをしてくれない。

　また、大学から推薦や選抜をされて将来留学をするのならば、他の人の可能性を犠牲にした上で留学可能になる事を忘れてはならない。

　自分の願望や夢だけを考えるのではなく、自分自身の性格や意欲をしっかりと振り返り、自分の時間も他人の可能性も無駄になるような結果だけは迎えて欲しくないと思う。自分自身に甘い人間は一つも必要事項を満たしていないとだけはハッキリと言っておく。

　留学したい目的や願望は大切だが、己の人間性を見据えてしっかり検討して欲しい。だからと言って自分には無理だと早々と諦める必要はない。自分自身を素直に分析できる人は驚くべき成長をするし、周りに次第に上手く適応していくのだから。